このレビューはXiaomiの最新フラッグシップモデル、「Xiaomi Mi 9」のテレクトリスト読者による実機レビューです。
riku0314様、レビュー投稿ありがとうございました。
目次
Xiaomi Mi 9のスペック概要
Xiaomi Mi 9はトリプルカメラを搭載した高性能モデル。Snapdragon 855を搭載し、全体的にスキの無いスペック。20Wワイヤレス充電は全てのスマホの中でも最高レベルの充電速度を誇ります。
基本スペック | |
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ディスプレイ | 6.39インチ, 1080 x 2340, 有機ELディスプレイ, 403ppi |
サイズ | 157.5 x 74.7 x 7.6mm, 173g |
システム | |
OS | Android 9.0 (Pie) |
Soc | Qualcomm Snapdragon 855 |
CPU | Kryo 485 (2.84GHz) x1 & Kryo 485 (2.42GHz) x3 & Kryo 485 (1.8GHz) x4 8コア, 2.84 GHz |
メモリ(RAM) | 6GB / 8GB |
ストレージ | 64GB / 128GB, sd_card microSDスロット無し |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 48 + 16 + 12MP, F値/1.8, トリプルカメラ, デュアルトーンLEDフラッシュ, レーザーAF, 2x光学ズーム, トリプルピクセルPDAF |
メインカメラ特徴 | camera |
前面カメラ | camera_front 20MP, F値/2.0 |
センサ類 | 画面内指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 顔認証ロック |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック なし |
バッテリー | battery_charging_full2.0, Type-C 1.0, 3300mAh |
化粧箱・付属品
Xiaomiのロゴと数字の「9」が書いてあるシンプルな化粧箱ですが、光の当たり方よっては、うっすら虹色に変化するので安っぽさはありません。
付属品は、simピン・ユーザーマニュアル(英語)・3.5mmイヤホンジャックアダプタ・TPUケース(黒色)・USBケーブル・充電器。
ちなみに付属の充電器はGタイプの為、日本でそのまま使うことはできません(※発売地域毎に異なります)。
本体デザイン
正面は今時流行りの水滴ノッチになっています。
背面はガラスで光の当たり方で虹色に輝くのでとても高級感があります。ただ、かなり指紋が付きやすい為、ケースでの運用は必需です。
背面カメラの一番上のレンズリングにも本体と同じホログラフィック処理が施されており虹色に光ります。
本体の厚みは7.6mmと薄く、背面のエッジもカーブしている為持ちやすいですが片手での操作は厳しいです。 カメラはかなり出っ張っていて付属のケースをつけてもガタガタします。
ディスプレイ
ディスプレイは有機ELの為、発色はとてもいいです。解像度も6.39インチ、 2340x1080ピクセルのフルHD+なので満足です。
ソフトウェア・アプリ
Mi 9は海外のスマホですが、Global versionということもあり日本語は簡単に設定することができました。
初期アプリはgoogle系アプリとXiaomiのアプリが数種類入ってるくらいで、余計なアプリはほとんど入っていませんでした。
UIはカスタマイズされたMIUIですが、iPhone のようにジェスチャー操作ができたり、三本の指を画面上でスワイプさせてスクリーンショットが撮れたり、片手操作モードと色々便利な機能が追加されておりとても使い易いです。
本体の左側にAIボタンがついており、押すとGoogle アシスタントを呼び出すことができ、さらにAIボタンを他の機能に割り当てることもできます。
Xiaomiの良い所は数年前に発売された端末でもOSのバージョンアップをサポートしていて、細かなバグでも頻繁に修正してくれる所です。
独自機能
本体上部に赤外線ポートが付いており、アプリから家にある家電製品を登録しておけばリモコンとして使用することができます。
近くにリモコンがない時、もしくはリモコンが見つからない時はかなり役に立ちます。
処理性能・Antutuスコア
Twitter, Youtube などのアプリの画面スクロールは全く引っかかりがなく、快適そのものです。
ゲームアプリについてですが、PUBG MOBILEをやってみた所、グラフィック設定でHDR、ウルトラを選択できてカクツキも問題ありませんでした。
Antutuベンチマークは約37万点とAndroidの中で最高の点数を叩き出しています。
カメラ性能・写真サンプル
Mi 9のカメラはAI機能がついており、シーンに合わせて最適な処理をしてくれます。
昼間ではかなり高画質の写真が撮れますが、暗所になるとノイズが目立つ印象を受けます。
このカメラは超広角レンズが搭載されていて、広範囲の風景を撮りたい時には役立ちます。
また、安いスマホにはないプロモードもあり、ホワイトバランス・フォーカス・シャッタースピード・ISOなど自分で好きなようにいじることもできます。
以下はXiaomi Mi 9で撮影した写真サンプルです。(画像クリックでフルサイズ表示。ファイルサイズにご注意ください)
スピーカー・音質
スピーカーはモノラルですが、音量を最大にしても音割れすることはありません。
音質に関しては知識がない為、よく分かりませんが良い方ではないかと思います。
電池持ち・充電速度の印象
電池持ちはあまり良くない印象です。前機種HuaweiのMate 10 Proとの比較になりますが、Mi 9は3300mAhと少なめで、一方Mate 10 Proは4000mAhありました。 それだけで単純に比較することは難しいですが、Mate 10 Proを使用していた時は就寝~翌朝の5時間くらいで1%も消費しませんでしたが、Mi 9は一時間に約1%消費していました。ライトユーザーなら一日は持つと思いますが、頻繁にゲームをするヘビーユーザーにとってはモバイルバッテリーが必需だと思います。
まとめ
良い点
- 最新のSoC snapdragon 855搭載
- 画面内指紋認証センサー
- トリプルカメラ
- 背面パネルがギラギラしてカッコイイ
- 値段が安い
悪い点
- イヤホンジャックがない
- バッテリーの容量が少ない
- Band19に対応していない為、Docomo系は山間部では圏外になる可能性がある
全体的な感想
最新のSoC ・トリプルカメラ・画面内指紋認証センサーを搭載していてそれが本体価格約6万円で買えるのは凄いことです。もし国内で同じようなスペックの端末を出せば恐らく10万円以上はするでしょう。
ただ、値段なりの理由もあります。ソフトウェアのチューニングが甘い、広告が出る、技適がない、防水防塵非対応など......。もしそれらを目を瞑ることができるならMi 9はきっと満足する端末だと思います。
満足度:10点満点中8点
購入について
購入の決め手
最新のSoC 「Snapdragon 855」、トリプルカメラ、画面内指紋認証センサーを搭載していて、そして本体の「全息幻彩紫」という色に惹かれ、購入の決め手となった。
購入場所・購入時期・購入価格
Global versionのLavender violetをExpansysで購入。
2019年4月、送料・輸入消費税込みでおよそ6万7000円。
コメント
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