Xiaomi Mi 11は2021年1月に発売されたスマートフォンで、6.81インチディスプレイやSnapdragon 888を搭載しているのが特徴です。
投稿してくださったKudou Shin様、ありがとうございました。
目次
Xiaomi Mi 11のスペック概要
基本スペック | |
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ディスプレイ | 6.81インチ, 1440 x 3200, 有機ELディスプレイ, 515ppi |
サイズ | 164.3 x 74.6 x 8.1mm, 196g |
システム | |
OS | Android 11 |
Soc | Qualcomm Snapdragon 888 |
CPU | Kryo 680 8コア, 2.84 GHz |
メモリ(RAM) | 8GB / 12GB |
ストレージ | 128GB / 256GB, sd_card microSDスロット無し |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 108 + 13 + 5MP, F値/1.85, トリプルカメラ, OIS(光学手ぶれ補正), LEDフラッシュ, PDAF |
前面カメラ | camera_front 20MP, F値/- |
センサ類 | 画面内指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック なし |
バッテリー | battery_charging_fullType-C, 4600mAh |
購入について
購入の決め手
Xiaomiの最新フラッグシップ
購入場所・購入時期・購入価格
購入場所:Giztopで購入
購入時期:2021年1月12日
購入価格:8万3,100円
購入モデル
メモリ8GB、ストレージ128GB、本体色ブラック(中国モデル)
化粧箱・付属品
今回のMi 11はiPhone 12の真似をして充電器とケーブルが同梱されていないため、箱はずいぶん小さく薄いものになっています。
同梱品は透明ソフトケース、シムピンのみです。Giztopというサイトで購入したのですが、何も選ばなくても専用充電器(55W)が別途付属していました。
Giztopは最新端末が比較的安く買えるのが良かったのですが、今回は799ドルと中国での販売価格よりだいぶ高めです。
AliExpressでも同様の価格のようです。因みに京東なら安いみたいです。ちなみにこのショップは“購入した端末は中国版で中国語と英語しかつかえないけど大丈夫?”と確認のメールがくるなど比較的ちゃんとしている印象です。
本体デザイン
本体サイズは164.3 x 74.6 x 8.1mmで196gと、200gを切っています。
実際に持ってみると厚みが薄いためか見た目より軽く感じます。メインカメラの周りにシルバーのリング縁があるのですが、ここがかなり出っ張ってます。ケースをつけても飛び出るので注意が必要です。
色はブラック、ホワイト、ブルー、オレンジ、パープル、スペシャルなど豊富です。自分はブラックにしました。表面はつや消しの黒で光の加減ではグレーのように見えます。
前モデルのMi 10はカメラまわりのデザインが好みではなかったのですが、今回は(ちょっとiPhoneチックですが)個人的にはかなりいいと思います。
ディスプレイ
ディスプレイは6.81インチのOLEDで解像度は1440 x 3200px (2K,WQHD)。ピクセル密度は515ppiと非常に高品質できれいです。
最大1500ニトの明るさがあり昼間の視認性も最高です。いままで持った携帯の中でディスプレイ性能は一番だと思います。
リフレッシュレートは120Hzと60Hzを選択するようになっていて自動選択はありません。タッチサンプリングレートは480Hzまで対応。
左上のパンチホールは最近よく見るタイプです。4辺カーブディスプレイとうたわれていますが、上下のカーブはHuawei P40 Proほどはっきりはしていません。画面内指紋認証も最近のフラッグシップ機同様で非常に高速です。
ソフトウェア・アプリ
UIはAndroid 11ベースの最新のMIUI 12が搭載されています。本機体は中国版なので初期の言語選択は英語と中国語のみです。ただmore locale2で日本語化すると特に問題なく使用できています。
Adbコマンドで中華系アプリはほぼ削除・無効化できますが、多くのサードパーティーアプリにはいちいち権限を付与しないとスムーズに動きませんでした。
デフォルトランチャーの変更は可能で、自分はいつものNovaランチャーに変更したのですが、変更するとジェスチャーが使用不可(3ボタンに強制変更)になりました。
Android 10以降のジェスチャーとNovaの相性が悪い問題は以前から報告されていましたが、実際にお目にかかったのは初めてでした。他のXiaomi機では経験しなかったので個人的には大きなマイナスポイントです。EU ROMが出たらすぐ焼き直そうと思ってます。
SIMはIIJ-MIOのタイプDを使用しましたが、問題ありませんでした。APN設定に一部の日本のキャリアがデフォルトで入っていました。メニューから確認できたのはBIGLOBE タイプD、IIJMIO、OCNモバイルONE、b-mobile、MOPERA Uでした。ちなみにband19を含め国内主要キャリアのサブバンドにすべて対応しています。ここは評価ポイントです。
動作・ゲーム性能
SoCは発表されたばかりのフラッグシップSnapdragon 888が搭載されています。Antutuベンチマーク(ver8)で実測691093点でした。
ネットでは70万以上という報告もあるようです。自分は高性能が要求されるゲームをしていないので宝の持ち腐れです。Sn865と比較して明らかに本体温度が熱くなりにくい印象です。
カメラ性能・写真サンプル
カメラはトリプルレンズで108MP(標準広角:f/1.9)、13MP (超広角5x:f/2.4)、5MP(マクロ:f/2.4)の構成です。
標準広角に光学手振れ補正があります。望遠レンズがついていないため望遠はすべてデジタルズームなのですが画素数が多いため、かなりきれいに撮影できます。
30倍まで拡大が設定されていますが、さすがにここまで拡大すると画質が落ちます。
大型センサーのおかげで10倍くらいまでなら夜間でも望遠画質が落ちないので実用範囲ではこれで十分ではないかと思います。
一方マクロ撮影は素晴らしく、いろんなものに近付いて拡大写真が撮れるのでちょっとしたマクロスコープのような撮り方ができます。
他のスマホの表示画面を撮影し拡大したら有機ELの各ピクセルが撮影できました。これはちょっと驚きです。
スピーカー・音質
スピーカーはステレオで大音量、高品質です。今回harman/kardonのチューニングが施されています。本体上部に小さい文字で刻印がしてあり、カッコいいです。
電池持ち・充電速度の印象
バッテリー容量は4600mAhと十分な容量です。電池持ちに関しては先代のSOCのSn865よりは持つ印象ですが、そこまで劇的によくなった感じではありません。
充電に関してはついてきた純正の充電アダプターで55W充電が可能。無理して120Wなどにしていない点が実用的でよいと思います。
無線でも50Wだそうですが、自分は対応の無線充電機を買ってないので試せていません。
まとめ
良い点
・120Hz対応の2K AMOLEDディスプレイ
・高いカメラ性能(マクロ撮影がすごい)
・性能を考えると相当安い
・国内プラチナバンドに対応
気になる点
・中華ROM
全体的な感想
全体的な仕様感はMi 10 Ultraと同じような印象です。ディスプレイ、SOC性能、カメラどれもほぼ最高レベルです。また重量や厚みが控えめで持ち運びやすいしデザインも癖がなくすっきりしていて好印象です。
とがった最先端機能はないのですが、すべてにおいてバランスよく素晴らしい1台です。総合的には今までの携帯で一番かもしれません。
おサイフケータイ等はありませんが、ひょっとしたら対応して国内で販売されるかもという噂もあります。グローバル版が手ごろな値段で出れば最高の端末だと思います。
評価:5点/5点満点
価格・購入先
Mi 11の 8 GB/ 128 GB モデルの発売時の価格は日本円で約 64,000円でした。購入時の参考にどうぞ。現在、通販サイトでの購入が可能です。
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