Huawei Mate Xsは2020年3月に発売されたスマートフォンで、8.0インチディスプレイやKirin 990 5Gを搭載しているのが特徴です。
投稿してくださったサキエル様、ありがとうございました。
目次
Huawei Mate Xsのスペック概要
基本スペック | |
---|---|
ディスプレイ | 8.0インチ, 2200 x 2480, 有機ELディスプレイ, 414ppi |
サイズ | 161.3 x 78.5 (展開時146.2) x 11.0 (展開時5.4)mm, 300g |
システム | |
OS | Android 10.0 |
Soc | Hisilicon Kirin 990 5G |
CPU | Cortex-A76 x4 + Cortex-A55 x4 8コア, 2.86 GHz |
メモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ | 512GB, sd_card microSD最大256GBまでSIM2スロットを使用 |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear ToF + 40 + 16 + 8MP, F値/1.8, クアッドカメラ, デュアルトーンLEDフラッシュ, PDAF |
メインカメラ特徴 | camera |
前面カメラ | camera_front -MP, F値/-, 前面カメラなし (背面カメラと共通) |
センサ類 | 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 気圧センサ |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック なし |
バッテリー | battery_charging_full3.1, Type-C 1.0, 4500mAh |
購入について
購入の決め手
折りたたみスマホが欲しかった
購入場所・購入時期・購入価格
購入場所:ebayで個人輸入
購入時期:2020年6月
購入価格:約25万円
購入モデル
TAH-N29m(グローバル版)、メモリ8GB、ストレージ512GB
化粧箱・付属品
発売当初約30万円しただけあって立派です。Huaweiのスマホはこれが初ですが、安っぽさはまったく無くしっかりしていました(海外仕様の電源アダプタが付属)。
本体デザイン
デバイス自体もクオリティが高く、特に開いた場合の薄さに驚きます。カメラ部分の厚みがあり、そこがちょうど持つ部分になるのでGOODでした。
画面はプラスチック製の二重コーティングとなっています。落下はもちろんNGで、ポケットの中にスマホ以外のものが入っていると傷がつく恐れがあります。
ディスプレイ
ディスプレイはとても美しいです。また、やはり特筆すべきは「折りたたみができる」部分でしょう。実際ディスプレイを山折りにできるというのはとても不思議な感覚で、当たり前ですが割れないのが凄いと思いました。
このスマホの特徴は、折りたたみ状態でもかなりディスプレイが大きく、開けばさらに大きくなるので非常に画面が見やすいということです。先日、Galaxy Z Fold 2について調べてみましたが、折りたたみ状態だとかなり細長く小さいです。あちらはサブ画面といったところで、その点が本機とは異なります。
ソフトウェア・アプリ
Huawei独自のアプリなどありましたが、あまり使用しませんでした。この機種の最大の弱点はGMSが標準で使用できないこと。YouTubeなどを参考に工夫して導入し、結局Googleストアアプリをメインで使用していました。また、ランチャーも愛用のNovaランチャーに変えました。
本機に限った話として、たとえばゲームアプリは基本横長画面仕様で作成されているので、本機を開いた状態(正方形)では表示がおかしくなることがあります。そのため、16:9と4:3の比率に変更できるよう設定がありました。設定を適用すると表示画面は小さくなりますが、正常な比率でゲーム画面が映るため、そこは細かな配慮として評価できると思います。
動作・ゲーム性能
2020年2月時点のハイエンドなので、通常動作はストレスフリーです。ただし、本機の前に使用していたROG Phone 3と比べると、ゲーム性能は多少落ちるような印象を受けます。
<Antutuスコア>
Mate Xs:457,537
ROG Phone 3:626,992
カメラ性能・写真サンプル
画面が大きくなる折りたたみスマホが欲しくて買いましたが、カメラもかなり良好でした。それもそのはず、40MPで老舗ライカ製。映りもきれいです。
スピーカー・音質
安っぽさや音割れなどの問題は特にありませんでした。
ゲームプレイ時にスピーカーをちょうど指でふさいでしまう位置にあるので、音が小さくなってしまうことはありました。
電池持ち・充電速度の印象
大きいディスプレイを採用しているものの、電池消費が激しいということは無く、とても電池持ちは良いです。容量が4,500mAhあるのが要因かなとは思います。充電スピードもまあまあ速いです。
まとめ
良い点
①画面が大きい。折りたたんだ状態でもそこそこ大きい。
②一般的なAndroidスマホよりカメラ性能が良い、普通に撮影用として使えるレベルです。
③半年前とはいえハイエンドなので動作がサクサク。
④これまで中華スマホにはあまり良いイメージが無かったのですが、実際触ってみるとクオリティに驚かされました(工作精度等)。
悪い点
①工夫すれば導入できるとはいえ、GMSが標準で使えないのは痛いです。
②山折り画面スマホ特有の問題とも言えますが、バンカーリングなどがつけられません。
③ガラスフィルムと違い、TPU素材のフィルムはかなり貼りづらい。ガラケーから、携帯ゲーム機、スマホ、タブレット端末に至るまで様々な保護フィルムを貼ってきましたが、間違いなく一番難しいです(4回目で成功)。
全体的な感想
画面を折りたためるスマホという未来的な部分には凄く魅力を感じます。日常生活の中に頻繁にスマホを見るわけですから、大きくて見やすいのは重要だと思います。
ただし、いかんせん高価な点がネック。加えて傷がつきやすいので取り扱いに気を付けなければいけないのと、工夫しないとGMSが使えないのはAndroidとしては致命的でしょう。Huaweiでも独自のアプリストアを展開し始めましたが、正直全然アプリ数が足らないです。
私のようにガジェット好きで、最新鋭を体験したい方にはオススメ(あとGMSを導入するために手間を惜しまない方)できます。一般の方には正直オススメできません。
折り畳みスマホは今過渡期なので、成熟すればスタンダードになれる将来性はあると思います。今後に期待です。
評価:4点/5点満点
価格・購入先
Mate Xsの 8 GB/ 512 GB モデルの発売時の価格は日本円で約 300,000円でした。購入時の参考にどうぞ。その他実機レビューはこちら
コメント
※暴言・個人攻撃等は予告無しに削除します