ノートパソコン向けの新型SoCとしてSnapdragon X Eliteが正式発表されました。Qualcommから登場した同SoCですが、ARMベースでありバッテリー省電力性やパフォーマンスの高さが特徴となっています。
Windows向けSnapdragon X Eliteが正式発表
Snapdragon X EliteはARMベースで4nmプロセス採用の新型SoCです。
プロセス | TSMC 4nmプロセス |
CPU | Qualcomm Oryon 64ビット - 12コア: 最大3.8GHz(シングルコア)・最大4.3GHz(デュアルコア) |
GPU | Qualcomm Adreno |
NPU | Qualcomm Hexagon |
メモリ | LPDDR5x: 最大64GB |
キャッシュ | 合計42MB |
ストレージ | UFS 4.0・SD 3.0 |
ISP | Qualcomm Spectra: 36MP+36MP(デュアルカメラ)/64MP(シングル)対応・4K HDR |
モデム | Snapdragon X65 5G |
その他スペック | Wi-Fi 7・Bluetooth 5.4・USB Type-C x3・USB 4.0 |
競合他社の製品と比べてピークパフォーマンス時の電力消費が68%も効率化されていることも大きな特徴と言えるでしょう。
また、QualcommはSnapdragon X EliteがAI周りにも強いことをアピールポイントとしています。130億のパラメーター数を誇る生成AIも実行が可能となっており、AI周りのパフォーマンス性能が魅力です。
カメラ周りですが、Qualcomm独自のISPを搭載しており36MPのデュアルカメラおよび4K HDR撮影まで対応可能となっています。
こうしたSnapdragonブランドのSoCがノートPCに採用されるようになったのは2020年頃からです。当時のものでもバッテリー省電力性が非常に優れており、充分に差別化ができる水準にまで達していました。Snapdragon X Elite搭載ノートPCは2024年の中頃から市場投入される予定です。
Apple M2より50%強いらしいし、ついにARMでのAppleの天下も終わったなw
M3は3nmらしいけどTSMCのN3のA17 Proがあの程度の出来じゃ20%程度しか性能向上しないやろうし、Qualcommやったな