Googleは第2四半期(会計年度を3か月ごとに分けた時の2番目の四半期のこと)の報告書を発表。内容によると、全体の売上高は前年同期から19%増の387億8200万ドル(4.2兆円)となっています。ハードウェア部門が含まれる「その他の売上高」セグメントは40%増の61億8100万ドル(6700億円)でした。
ハードウェア部門では、コストパフォーマンスに優れるPixel 3aが売り上げに貢献しているとの見方が強まっています。Pixel 3a/XLの発売は5月、好調な売れ行きとなっているようです。
Googleを率いるCEO、サンダー・ピチャイ氏は報告書とともに「Pixel 3aの発売後、Pixelシリーズの販売台数は2倍に伸びた」と発言。具体的な販売台数は伏せられているものの、メディアに向かって好調さをアピールする強気な姿勢が見て取れます。
2017年のPixelの出荷数推計が420万台であったこと、2018年第4四半期の出荷台数が前年比43%増加していたことから推測すると、2019年度全体のGoogle Pixelシリーズ出荷台数は1000万台を超えるとtelektlistは予想します。この数値は昨年度のXperiaシリーズ出荷台数、650万台を上回ります。
Pixel 3aの売れ行きは、米国内で複数キャリアによる販売が解禁されたことが影響しているようです。これまではGoogleストアと大手キャリアVerizonが独占販売していたものの、Pixel 3aのリリースとともにT-MoibleやSprintなども販売を開始しています。
発表時はシングルカメラや背面の指紋認証など、真新しさには欠ける印象だったPixel 3a。しかしカメラ性能は同価格帯ダントツで、「ちょうどいい」スマートフォンを探していたユーザーにとってはドンピシャな機種だった様子。日本でも目にする機会が増えてきています。
Source: GSMArena
思ったより少ない印象