ハイエンドスマートフォンの製造販売に力を入れている中国のOnePlusが、インドのハイデラバードに研究開発(R&D)センターを設立したことが、同社創設者でありCEOのPete Lau氏の発表から明らかになりました。
We are excited to open a local R&D center in Hyderabad to work more closely with our Indian community and network of partners. #OnePlus6TLaunch pic.twitter.com/hSbyjVQzun
— OnePlus India (@OnePlus_IN) 2018年10月30日
ツイートはOnePlus Indiaより
ハイデラバード(英:Hyderabad)は、ここ数年になって著しい経済発展を遂げているインドの都市です。多くのIT関連企業がインド内での活動拠点を置いていることで有名で、マイクロソフトやグーグルなどの世界的に名の知れた有力企業が既に多く進出しています。他にもYahooやUberなどの大企業も進出していることで知られています。急成長しているOnePlusがR&D拠点としてハイデラバードを選択したことは妥当な決定です。
インド国内でのスマートフォン市場では、今年の7月-9月(Q2)の期間ではOnePlusが高価格帯スマートフォンのうち40%のシェアを占めていることがCounterpointのレポートで分かっています。Appleがインド市場攻略に苦戦している一方で、OnePlusが着実にシェアを広げているのが現在のインド市場の動向です。
同社はハイデラバードの施設に関して、今後の人工知能機能や機械学習技術の研究開発(R&D)を進める上でとても重要な場所になると考えています。加えてIT業界で世界的に評価の高いインド国内の大学で勉強した若手IT人材の獲得や育成、雇用創出についても期待を寄せています。実際に国内の大学にリクルート活動をするなど、本格的に人材確保に向けて動き出しています。なお施設は既に稼働しており、現在は約100人ほどが働いています。
テランガーナ州の産業大臣もツイッターで歓迎するコメントを投稿しています。
Welcome to Hyderabad @OnePlus_IN Glad you’ve made the right choice of location https://t.co/OpDY2sbwW4
— KTR (@KTRTRS) 2018年11月9日
アメリカや台湾、中国に続き、ついにインドへ研究開発拠点を置いたOnePlus。CEO自身もインドが同社の第二のホームグラウンドになるだろうと発言していることから、インドの高価格帯スマートフォン市場のシェアの大幅獲得に向けたOnePlusの意気込みが伺えます。
また、OnePlus社は今月11日にイギリス国内で自動車メーカーのマクラーレンとのコラボスマートフォンの発表イベントを控えています。
ソース:timesnownews
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