Google Pixelは日本市場においては絶好調で市場シェアを大きく伸ばしていますが、世界市場では苦戦気味のようです。調査会社Canalysが発表したデータでは、Pixelシリーズ機に搭載されているチップセットTensorの2023年第4四半期(10-12月)出荷台数は、前年同期比で4%減少したようです。GoogleはPixel 8シリーズを昨年10月に発表しています。Pixel 8シリーズの人気がPixel 7シリーズよりなかった可能性があります。
Googleは売れ筋Aシリーズの新作、Pixel 8aを先日発売したばかりです。2024年第2四半期(4-6月)以降に再度シェア拡大を実現できるか注目です。
Appleのチップ出荷数がQualcommを上回る
毎年第4四半期はiPhone新機種リリースの直後なのでAppleのシェアが高く傾向がでる傾向があります。2023年第4四半期においては、Appleのチップ出荷数(78百万個)が、Qualcomm(69百万個)を上回る結果となりました。
なお、2023年第4四半期のQualcommの大口取引先にはサムスン(出荷シェア22%相当。)が含まれています。
サムスンは昨年中はGalaxy S23シリーズにおいてSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを全面採用するなどQualcomm依存を強めていました。が、2024年に入ってExynosチップを採用するケースが増えています。Qualcommのスマホ向けチップセット市場でのシェアは更に下がる可能性もありそうです。
Source: X
全世界で横ばいってことは、日本で爆売れしているのと同じくらい日本以外で売れなくなったってことか…