パナソニック VRグラスをCEECにて参考展示、5G &HDRに対応。

先日、CES 2020にてパナソニックは5Gに対応した4K VRメガネを参考展示しました。世界で初めてとなる5G対応VRメガネとなります。

最大の特徴はHDR対応のマイクロLEDディスプレイ。

Kopin社との共同開発により、VRグラスにありがちな歪みを無くすことに成功し、同時に網戸のようにディスプレイの粒が見えてしまう現象(スクリーンドア現象)も低減したとのこと。実際に従来のVRグラスと比べて4倍の解像度となっていると謳われています。

VRメガネはあまりにもヘッドセットが重すぎるということが普及の課題でしたが、Kopin社のディスプレイ技術とパナソニックの技術力により大幅な軽量化に成功、目標設計重量は150gです。

なお、イヤホンも付属。高音質と高画質でより良いVR体験をできるとのことです。

THE VERGEの記者が試着している様子。攻殻機動隊でこんなキャラクターがいたような..... (Photo:THE VERGE)

ただし、THE VERGEの記者が試着した際のレビューでは"従来のVRヘッドセットと比べて視野角が狭く、ディスプレイは正方形だった"とあまり好意的ではありません。とは言え、あくまでプロトタイプ、これからに期待です。

なお現在は商品化されていないものの、Panasonicは「世界中で5Gサービスが普及したら製品化するかもしれない」と話しています。

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