先月HuaweiはAndroid 10搭載のMate 30 / Mate 30 Proの販売を開始しましたが、アメリカの制裁による影響で、同端末はGmailやGoogle Mapといったグーグルの提供するサービスを使用することができない状態です。
この状況が今後数ヶ月で改善されなければ、Huaweiは次期フラッグシップモデルのP40・P40 Proに関して別のプランを用意しているようです。
海外メディア「PhoneArena」はHuawei P40シリーズにAndroid 10とHarmony OSの両方が同時搭載される可能性があると報じています。
同サイトはデュアルOSを搭載する根拠としてHuawei製品に精通しているリーカー、Teme氏の「P40シリーズはHongMengとAndroid ベースのEMUI 10の両方を搭載する」という内容の下記ツイートを取り上げています。
Huawei P40 and P40 Pro coming with dual os
HongMeng and Android based EMUI 10. #HuaweiP40Series— Teme (特米) (@RODENT950) October 15, 2019
また、Teme氏は上記ツイートとは別に2020年までにアメリカの制裁が取りやめられなかったらHarmony OSとAndroid OSのデュアルブートに対応したスマートフォンが発売されることをほのめかしています。
これが意味するのは、P40シリーズのユーザーはMate 30 Proのようにグーグル系アプリを使うことができないAndroid 10に加えて、中国国外でもHarmony OSを利用することが可能になるかもしれない、ということです。
Harmony OSはHuaweiが2017年に開発を開始したばかりのOSでAndroid OSやiOSと比べると未完成なのですが、このOSデュアルブートによりHuaweiは顧客からのフィードバックを大量に集めることができるので、急ピッチの改善も期待されます。
また、Huawei社CEO、任正非氏はHarmony OSは今後2年以内にiOSとも肩を並べることができると言及しています。ただ、OSの完成度で並ぶと同時に、マップやメール、クラウドといったアプリの完成度でもiOSとAndroidに追いつく事は険しい道です。
Huawei P40 / P40 Proは2020年の3月にヨーロッパで行われるイベントで公開されるとみられています。
Source: PhoneArena
どっから二つに分けるのか気になるなぁ
本当に二つのシステムに完全に分けちゃうのか、それともアンドロイドのカーネルをカスタムするとかしてハーモニーに寄せてくのか、それともハーモニーはランチャーレベルで載せてくるのか……