そのカメラ性能やいかに...
Oneplus史上最も高価となる予定のスマートフォン、Oneplus 7 Proの発売日である5月14日がいよいよ迫ってまいりました。
Oneplus 7は去年発売されたOneplus 6Tを少し改善したモデルになる一方で、Oneplus 7 Proは最高級のディスプレイに、Oneplus初のトリプルカメラを搭載した、攻めたフラッグシップ機になります。
DisplayMate's in-depth Lab Tests of the OnePlus 7 Pro OLED Display have just been completed, earning our Highest A+ Display Rating. Our in-depth Display Shoot-Out will be published here on May 14.
— DisplayMate Tech (@DisplayMate) 2019年4月29日
今回はOneplus 7 Proのカメラ性能に迫っていきます。Wired.co.ukがOneplus 7 Proのほぼ製品版に近いモデル機を入手し、テストしています。(PR記事ですが...)
Oneplusのカメラは競合他社と比べると性能はいまいち良くなかったのですが、Oneplus 7 Proでは多少の改善があったようです。
3倍ズームのサンプル
Oneplus 7 Proは光学3倍ズームを搭載しています。通常の標準画角から3倍にズームした絵が撮れるうえ、デジタルズームで最大10倍ズームになります。解像度は上々で、Oneplus 6Tよりかは改善されていますが、ディテール、ノイズ、コントラストなどの面で5倍ズームしたHuawei P30 Proに負けるようです。
ズームしたまま動画の撮影もできますが、ズーム時の手ぶれ補正は「まあまあ」という評価になっています。
シャッターのタイムラグは0.3秒であり、現時点で最高峰のGoogle Pixel 3ほど早くはないそうです。
HDRのサンプル。逆光ながらも黒つぶれせずに粘っている。なお、光芒はレンズの汚れに起因するものだと思われる。
HDRは昔のOneplus機より良くなりました。正しい色の階調を残したまま美しい写真が撮れています。
ポートレートモードはより自然になったという評判です。前機種のOneplus 6Tほど人工感がなく、より自然に撮れるそうです。ただ、ToFセンサーを搭載していないからなのか、競合他社にはまだ及ばないとのこと。
なお、残念ながらポートレートモードのサンプルはありません。
メインカメラは12MPの写真が撮れ、今の所48MPモードは搭載されていないようです。そのメインカメラはシャドーの階調を残すことを優先しており、反面ノイズ処理にはそこまで力が入っていません。そのため、シャドー部を拡大してみるとノイズが多めに見られます。
ナイトスケープのサンプル
Oneplusはナイトモードをナイトスケープとよんでいます。
Oneplus 7 Proのナイトスケープは、光学系の一新によりOneplus 6Tより大幅に改善されたようです。ライトアップされた部分のディテールは残され、美しい夜景写真が撮れます。
唯一の欠点といえば、ノーマルモードよりも遅いことぐらいです。
Oneplus 7 Proのカメラは素晴らしい出来とは言えませんが、それでも前機種のOneplus 6Tと比べると着実に進化しているようです。
価格次第ではかなり人気の機種となり売れまくるかもしれませんが、予算が豊富でカメラ目当てであるならば、あまりおすすめできない機種なのかもしれません。
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