昨年秋発表のOnePlus 8T、そして今年インド及び中国向けに発表されたOnePlus 9Rですが、後期生産のモデルにおいて、LPDDR4Xの代わりにLPDDR5 RAMが搭載されていることが判明。その確認方法も記載しています。
LPDDR4Xから5にサイレントアップグレード
公式サイトには、OnePlus 8TはLPDDR4X RAM搭載との記載があり、9Rに関しては未記載ですが、ユーザーのテストにより同様にLPDDR4Xであることが判明していました。
しかし、最近になり、一部のユーザーが文鎮化した端末の復旧にMSMDownloadToolを使用しようとしたところ、失敗。同ツールはLPDDR5非対応であるため、最近出回り始めた、つまり後期生産のOnePlus 8T及び9Rが、LPDDR5 RAMを搭載していることが明らかに。
ちなみに、LPDDR5のデータ転送速度はLPDDR4Xと比べ、最大1.5倍である秒速6,400Mbとなり、消費電力は30%減となっています。
一般ユーザーにとって違いはそのスペックだけですが、上記の通り、端末のroot化等を行っているユーザーは、注意が必要です。
LPDDR4Xか5か確認する方法
OnePlus 8T、または9Rを所持している方は、adbインストール済みであれば「adb shell getprop ro.boot.ddr_type」と入力。端末単体で確認する場合は、Termuxというアプリにて「getprop ro.boot.ddr_type」と入力。
どちらの方法においても、「0」と返ってくればLPDDR4X、「1」と返ってくればLPDDR5 RAMを搭載していることが確認できます。ちなみに、筆者のOnePlus 8T(Cyberpunk 2077限定版)は、LPDDR4X RAM搭載でした。
この件について、海外メディアxdadevelopersはOnePlus Indiaにコメントを求めていますが、記事執筆時点では返答はない模様です。
今回のように、同機種であっても端末によってハードウェアの規格が異なる問題は、過去にはHuawei P10シリーズ(RAMがLPDDR3か4、ROMがeMMC 5.1かUFS 2.0か2.1)や、Galaxy S8シリーズ(UFS2.0か2.1)において見られました。
そもそも普通に使用していてその違いに気づくことはほぼないとは思いますが、同じ製品であれば、その部品の規格は統一してほしいところですね。
最近のOneplusはappleの悪い癖を真似し始めた模様