HYPER社による新型モバイルバッテリー「HyperJuice」が発表されました。HyperJuiceは100Wの充電に対応し、本体は27000mAhもの容量があるモバイルバッテリーです。価格は公式オンラインショップで249ドル(約28000円)、重量は661gです。
カラーは二色から、端子は三つを搭載
HyperJuiceは合計で三つの端子を搭載しており、一つがUSB Type A端子、残る二つがUSB Type C端子(うち一つはモバイルバッテリー本体の充電にも使用)となっています。
二つあるUSB Type C端子ですが、一つは100Wでの充電に対応、もう一つが60Wでの充電に対応していることが特徴です。USB Type A端子からは18Wの充電が行えるようになっています。
USB Type Cからの100W充電に対応したモバイルバッテリーは世界初
HYPER社によれば、100Wを超える電力を出力できるUSB Type C端子搭載のモバイルバッテリーはHyperJuiceが世界初だといいます。
HyperJuiceでは、スマートフォンなどのモバイル端末の充電はもちろん、近年増えてきたUSB Type C端子を搭載しているノートパソコン(AppleのMacBook Proなど)などの充電にも対応していることが特徴です。
100W充電がどれだけすごいのか
簡単に言うと、HyperJuiceはUSB Type-Cが対応できる限界の電力である100Wで出力できるのが大きな特徴です。
ここ最近では、XiaomiがSuper Charge Turboというスマートフォンを17分で0%から100%へ充電できるという技術を開発していることが話題となりました。
通常、USB Type C端子搭載のスマートフォンでも100Wでの充電には対応していませんが、すごいものではOPPO Find XがSuperVOOCという技術で50Wまでの充電に対応しています。
今日のスマートフォンやノートパソコンでは100W充電の実力を体感することは難しいでしょう。しかし、USB Type CはUSB-PD(パワーデリバリー)という100Wまでの充電に対応する規格に沿っているため、今後100Wの充電に対応するデバイスが登場した時には役立つはずです。
スマホとノートPCのお供に良いかも
スマートフォンのバッテリー容量はフラッグシップモデルに限らず大型化してるのが最近のトレンドです。メーカーによっては4000/5000mAhという容量のバッテリーを採用して機種も目立ってきています。
個人差はありますが、外出時にスマートフォン用にモバイルバッテリーを持ち歩くという人が減ったのは間違いないでしょう。そんな中でスマートフォンだけでなくノートパソコンの高速充電にも対応しているのはHyperJuiceの大きな魅力になるはずです。
2019年5月現在、日本で販売されるモバイルバッテリーにはPSEマークの取得が義務付けられています。PSEマークのないモバイルバッテリーの使用は事故を起こす可能性があると言われています。
詳細:経済産業省
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