今年に入り、TCLとのライセンス契約の終了を告げたBlackBerry。契約終了となる8月31日をもって、スマホとしてのBlackBerryはその歴史に終わりを告げると思われていました。しかし、TCLに取って代わり、5G対応物理キーボード搭載のBlackBerry機を発売するとする企業が登場。BlackBerryの名を以前のようにまた耳にする日が来るのかもしれません。
OnwardMobilityがBlackBerryとFoxconn子会社と契約締結
OnwardMobilityと呼ばれるアメリカ企業がBlackBerry、そしてFoxconnの子会社、FIH Mobileとのパートナーシップ契約を発表。同社CEOが、5G対応物理キーボード搭載のBlackBerry機を来年発売すると発言しています。
OnwardMobilityの公式サイトには「New BlackBerry 5G Smartphones COMING 2021」の文字が。Smartphone"s"、と複数形であることから、来年に発売される5G対応BlackBerry機は少なくとも2機種はあるようです。
この件に関し、BlackBerry CEOのジョン・チェン氏は以下のようにコメントしています。
消費者が、新たな5G対応BlackBerry機がもたらす企業や政府機関レベルのセキュリティとモバイルでの生産性を体験することを楽しみにしています。(意訳)
OnwardMobilityとは
今回、新たにBlackBerryブランドのスマートフォンを発売するOnwardMobility。その歴史は比較的浅く、創業は2008年で、今までセキュリティ重視のモバイルソフトウェアを手掛けてきました。
CEOであるピーター・フランクリン氏は、Microsoft(Azure)やZynga(Farmville)などを経歴に持ち、他の幹部らもスマートフォン業界やテクノロジー関連において豊富な経験を持っているようです。
日本での発売に期待
新たな5G対応物理キーボード搭載BlackBerry機は、Android OSを搭載し、北米およびヨーロッパで発売されるとのこと。それ以外のスペックや発売される市場については分かっていません。
しかし、日本では以前よりBlackBerryスマホの正式販売があったり、日本オリジナルモデルとなるBlackBerry KEY2 Last Editionの発売などがありました。今回は、TCLではなくOnwardMobilityとメーカーが違うため何とも言えませんが、是非とも日本発売に期待したいところですね。
Source:GSMArena
ラストエディション(笑)