大手通信キャリアだけでなく、MVNOでも大容量プラン提供する事業者が増えてきています。大容量プランは回線を大手キャリアから借りているMVNOにとって必ずしも得意分野ではなかったのですが、魅力的な新料金プランも徐々に増えてきています。
この記事では、50GB以上の大容量プランがある代表的な格安SIMをご紹介し、比較していきます。
※ この記事における料金は全て税抜きで表示しています。
目次
まとめ
楽天モバイルのカバーエリアが多い地域にお住まいであれば、Rakuten UN-LIMITを一度試してみられることをおすすめします。データ容量は無制限で1年間は利用料も無料です。
楽天モバイル以外では、最近発表されたNifMOの料金プランが、GBあたり料金では最もお得(GBあたり100円前後)です。但し、今後他のMVNOがNifMOに対抗するプランをだしてくる可能性も十分あります。
50GB以上の大容量プランがある格安SIM
イオンモバイル
イオンモバイルは全国展開しているショッピングモール、イオンが展開する格安SIMです。実店舗が多いというのは他社にない強みですね。
1GB〜50GBという幅広い料金プランが用意されています。
プラン名 | 料金(税抜き) |
音声50GBプラン | 6,980円/月 |
データ50GBプラン | 6,480円/月 |
シェア音声50GBプラン | 7,280円/月 |
音声プランとシェア音声プランの違いはSIMカードの枚数です。シェア音声プランを選択すると、SIMカードを最大5枚まで利用できます。
複数デバイスをお持ちの方や、データを家族でシェアしたい方にぴったりですね。
exciteモバイル
検索エンジンなどを運営しているエキサイトが展開している格安SIMです。
幅広いプランがありますが、定額プランは大容量の50GBまで用意されています。
プラン名 | 料金(税抜き) |
定額プラン 50GB(SIMカード1枚コース) | 10,180 円 |
定額プラン 50GB(SIMカード3枚コース) | 10,680 円 |
SIMカードの枚数によって、若干プラン料金が変わってきます。
シェプランの最大SIMカード数は5枚までであることが多いので、他社に比べるとSIMカードが3枚までというのは少し物足りない気もします。
TikimoSIM
TikimoSIMはインターネットサービスプロバイダ「TikiTikiインターネット」が展開する格安SIMです。お得な端末セット販売も行っています。
シングルプランは1GB〜、シェアプランは4GB〜から大容量の50GBまでプランが用意されています。
プラン名 | 料金(税抜き) |
シングルプラン(SIMカード1枚のみ)50GB | 10,300円 |
シェアプラン(SIMカード1枚+追加4枚まで)50GB | 10,500円 |
こちらも、使いきれなかったデータ容量は翌月に繰り越すことができるので安心です。
LinksMate
LinksMateはサイバーエージェントグループが展開する格安SIMです。
LinksMateはカウントフリーオプションを売りとしているキャリアです。SNSがカウントフリーとなるキャリアは増えてきましたが、LinksMateはゲームアプリや動画アプリなどカウントフリー対象コンテンツが幅広いのが魅力です。
大容量プランはなんと1TBまで用意されています。別途費用は発生しますが、SIM追加も可能です(₊4枚まで。)
プラン名 | データ通信のみ 料金(税抜き) | SMS+データ通信 料金(税抜き) | 音声通話+SMS+ データ通信料金(税抜き) |
プレミアムプラン 50GB | 7,230円 | 7,350円 | 7,950円 |
プレミアムプラン 70GB | 9,030円 | 9,150円 | 9,750円 |
プレミアムプラン 100GB | 11,730円 | 11,850円 | 12,450円 |
プレミアムプラン 150GB | 16,250円 | 16,370円 | 16,970円 |
プレミアムプラン 200GB | 20,500円 | 20,620円 | 21,220円 |
プレミアムプラン 300GB | 29,000円 | 29,120円 | 29,720円 |
プレミアムプラン 400GB | 37,000円 | 37,120円 | 37,720円 |
プレミアムプラン 500GB | 45,000円 | 45,120円 | 45,720円 |
プレミアムプラン 750GB | 64,880円 | 65,000円 | 65,600円 |
プレミアムプラン 1TB | 86,880円 | 87,000円 | 87,600円 |
※データ通信容量が1TBのプランは、通常のデータ通信容量は924GBとなり、残りの100GBは1GBの追加容量チケット100枚を付与される形になります。
LinkMateはMVNOとして唯一5Gサービスを提供している会社でもあります。
IIJmio
人気格安SIMキャリアのIIJmioは、他社とは違いオプションという形で50GBを契約できます。
オプション名 | 料金(税抜き) |
データオプション20GB | 3,100円 |
データオプション30GB | 5,000円 |
「データオプション20GB」と「データオプション30GB」を同時に申し込むことで、50GBの大容量プランにできます。
例えば、ミニマムスタートプラン(3GB)に「データオプション20GB」と「データオプション30GB」のオプションをつけることによって、53GBのデータ容量が契約できます。
料金は「ミニマムスタートプラン(3GB)」が1,600円、「データオプション20GB」が3,100円、「データオプション30GB」が5,000円なのであわせて9,700円になります(データ容量は53GB。)別途料金がかかりますがSIM追加も可能です(ミニマムプランの場合は₊1枚まで。)
NifMo
NifMoは、ニフティ株式会社が運営しているMVNOサービスです。ニフティ株式会社は現在は家電量販店ノジマの傘下です。9月1日から下記の新プランが利用可能です。
(税抜き) | 30GB | 50GB |
データ通信専用SIM | 3,600円 | 4,800円 |
SMS対応SIM | 3,700円 | 4,900円 |
音声通話対応SIM | 4,300円 | 5,500円 |
NifMOは家族間のデータシェアはできますが、SIM追加はできません。
楽天モバイル
楽天モバイルのRakuten UN-LIMITは楽天のカバーエリア内であればデータ容量無制限です。1年間は利用料無料ですので、どれほど快適に利用できるかまず試してみるのもありでしょう。楽天モバイルはSIM追加はできません。
最後のまとめ
大容量プランを用意している格安SIMは今後も増えていきそうです。
SIM追加が必要ない場合は、楽天モバイルかNifMOが現状最も良いプランです。ただ、楽天モバイルにはカバーエリアの問題があります。NifMOはDocomo回線ですので、カバーエリアの問題はありません。
ただし、ご家族でデータ容量を分け合って使いたい方や、複数デバイスをお持ちの方は、上記2社以外を検討されたほうがよいでしょう。
つまり、同じ50GBのプランであっても、キャリアによって料金、最大SIMカード数など違いがあります。各キャリアを比較し、ご利用状況に合ったものを検討してみてください。
格安simの大容量プランって誰が使うんだろう?
大して速くない回線にお金かけるくらいならポケットwifiとかソフトバンクの大容量simのほうが良さそう