今年のMobile World Congress(MWC)の中止とともに発表が延期されていたMotorola Edge+およびMotorola Edgeですが、ついに先日正式発表されました。特に、Motorola Edge+はSnapdragon 865を搭載し、モトローラにとって実に1年半ぶりとなるフラッグシップモデルです。
Motorola Edge+
- Snapdragon 865
- 12GB LPDDR5 RAM+256GB UFS3.0 ROM
- 6.7インチ2340×1080 90HzリフレッシュレートOLEDディスプレイ
- 108MPメイン+16MP超広角(116°)+8MP光学3倍望遠レンズ
- 25MPセルフィーカメラ
- 5000mAhバッテリー、18W有線・15Wワイヤレス・5Wリバースワイヤレス充電対応
- イヤホンジャック、ステレオスピーカー搭載
- 5G対応
モトローラにとって久しぶりとなるフラッグシップモデル、Motorola Edge+は90Hzリフレッシュレートや108MPカメラ、LPDDR5 RAMなど一通りトレンドをカバー。
その機種名の通り、ほぼ90度カーブしたディスプレイは「エンドレスエッジディスプレイ」と呼ばれ、ゲーム時にはショルダーボタンとなったり、通知画面やアプリをショートカットとして開いたり、通知時には光るなど単なる見た目だけのエッジディスプレイではありません。さらにはエッジディスプレイが嫌いであれば無効化も可能です(エッジ部分が黒くなる)。
108MPメインレンズはXiaomi製スマホのようにピクセルビニングによって27MPの写真を出力します(もちろん108MPでも撮影可能)。16MPの超広角レンズはマクロレンズも兼ねており、被写体を超至近距離で撮影が可能です。
バッテリーは5000mAhと大容量でモトローラ曰く、2日間持つとのことですが、充電が最高でも18Wと少々フラッグシップモデルとしては他メーカーより見劣りするところ。しかし、今となっては珍しいイヤホンジャックを搭載しているのは、逆に他メーカーのフラッグシップにはない特徴です。
カラーはスモーキーサングリアとサンダーグレーの2色のみです。
Motorola Edge
- Snapdragon 765G
- 6GB RAM(北米は4GB)+128GB UFS2.1 ROM
- microSDカードスロット
- 6.7インチ2340×1080 90HzリフレッシュレートOLEDディスプレイ
- 64MPメイン+16MP超広角(116°)+8MP光学2倍望遠レンズ+ToFセンサー
- 25MPセルフィーカメラ
- 4500mAhバッテリー、18W有線充電対応
- イヤホンジャック、ステレオスピーカー搭載
- 5G対応
下位モデルとなるMotorola EdgeはSnapdragon 865の代わりにSnapdragon 765Gを搭載。上位モデルのEdge+と異なる点は以下の通りです。
Edge+ → Edge
- Snapdragon 865 → Snapdragon 765G
- 12GB LPDDR5 RAM+256GB UFS3.0 ROM → 6GB RAM+128GB UFS2.1 ROM(RAMの規格は不明)
- microSDカードスロット非搭載 → 搭載
- HDR10+対応 → 非対応
- 108MPメインレンズ → 64MP
- 8MP光学3倍望遠レンズ → 8MP光学2倍
- なし → ToFセンサー
- 5000mAhバッテリー → 4000mAh
- ワイヤレス・リバースワイヤレス充電対応 → 非対応
ほぼほぼ、Edge+からダウングレードしていると言えますが、下位モデルであるEdgeのみmicroSDカードスロットおよびToFセンサーを搭載している点が腑に落ちないといったところでしょうか。
カラーは、こちらもミッドナイトマゼンタとソーラーブラックの2色のみとなっています。
肝心の価格ですが、Motorola Edge+はアメリカ版(Verizon限定)が999ドル(約10.8万円)、グローバル版が1199ユーロ(約14万円)と他のSnapdragon 865搭載機と同様に高価格。そしてMotorola Edgeは599ユーロ(約7万円)と決して安いとは言えない価格。
日本での発売についてですが、公式Twitterアカウントが日本発売の有無を問うリプライに対し未定と返信しています。仮に発売されるとしても、つい先日Moto G8およびG8 Powerの日本発売を発表したばかりですし、まだ先のこととなるのではないでしょうか。
Source:GSMArena
今回の用な下位モデルと上位モデルの単純比較はすごく見やすく参考になりますので、今後ともよろしくお願いします!