1月23日に中国のMeizuが同社の新型スマートフォンであるMeizu Zeroを発表しました。
vivoもコンセプトモデル「vivo apex」を発表しましたが、Meizuはvivoよりも若干早く発表する形となりました。お互いに意識しているものと思われます。
今月24日中国国内で行われた報道関係者向けのイベントで、vivoがコンセプトモデルであるApex 2019を正式発表しました。
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この記事では現時点で分かっているMeizu Zeroの「ここがすごい」ポイントを3つご紹介します。
物理ボタンは一切なし
MEIZU ZEROの大きな特徴としては、これまでのスマートフォンでは考えられない「物理ボタンが全て排除された」ことにあります。
一般的なスマートフォンでは、音量ボタンが二つと電源ボタン、機種によってはシャッターボタンやホームボタン、マナーモードボタン(スイッチ)と最低でも3つは物理ボタンがついています。
物理ボタンがない代わりに、端末の側面には静電容量センサを搭載したパネルが使われています。それらが物理ボタンの代わりとして機能します。具体的には静電容量センサと呼ばれるものが指でのタッチを認識し、音量調節や電源周りの操作を可能にします。
側面の決まったエリアにそれぞれの機能が割り振られているのか、所有者がエリアごとに機能を割り振ることができるのかは分かっていません。タッチを認識するエリアが狭いと暗い場所では困りそうですね。
充電用のUSB端子もなし
Zeroは物理ボタンがない事に加え、充電用端子が搭載されていません。そのため充電は全てワイヤレスで行われます。なお18Wのワイヤレスチャージでの急速充電に対応しています。
データの移動はWi-Fiかモバイルデータを経由して行うことになるでしょう。普段からパソコンを使わない人にとっては何の問題もないかもしれませんが、ファイルを頻繁に移動する人にとってはイヤホンジャックがないのと比べ物にならない苦悩になるかもしれません。
スピーカーが隠されていてスッキリしている
さらに驚くことに、スピーカーも外見からは確認できない仕様になっています。スピーカーはスクリーン下部に埋め込まれるタイプになっており、スクリーンを通して音を伝える技術が採用されています。
隠せるもの、なくせるものはとことん剥ぎ落とした機種です。
その他情報まとめ
そして、ZeroにはSIMカードスロットもありません。よってeSIM(本体に内蔵型のSIMカードで、取り出しができない)をキャリアと契約して使用する必要があります。現在主流のnanoSIM等のSIMカードはこの機種で直接使用することはできません。
個人的な見解ですが、端子類の穴とボタン部分がなくなることで、防水性能に貢献すると考えています。現在はキャップレス防水などの技術が発達してきたものの、やはり電子機器にとって内部に水がアクセスできる入り口は少ない方がいいのではないでしょうか。と勝手な意見を述べましたが防水規格はIP68で、他の防水スマホと比べて優れているかどうかはわかりません。
スクリーンは5.99インチのOLEDディスプレイを採用し、昨年から普及し始めたディスプレイ内指紋センサーが搭載されます。SoCはSnapdragon 855ではなく845という点がマイナスに感じますが、価格が発表されるまで判断は待ちましょう。
Source:GSMArena
UMIDIGIF1やRedminote7みたいに価格破壊の波に乗ってくれ〜