Mediatekの6nmプロセスの新SoC、MT6893のAntutuスコア62万点を記録したようです。MT6893は2021年の旧正月頃(2月)に発表予定のようです。
発売前のSoCはかなり理想的な環境でスコア測定をしている可能性があり、発売されたスマホ実機上で計測するとスコア下がる可能性もあります。ただ、Mediatekの現在の最上位SoC、Dimensity 1000+のスコア(約50万点)を上回るのは確実で、Snapdragon 865(57万点〜)を上回る可能性もありそうです。
サムスンのミッドレンジ向けSoC、Exynos 1080と似た構成の模様
MT6893はTSMCの6nmプロセスで製造され、チップ構成は以下の通りとなります:
- Cortex-A78, 3.0 GHz
- Cortex-A78, 2.6 GHz × 3
- Cortex-A55, 2.0 GHz × 4
- Mali-G77 MC9 (GPU)
先月発表されたExynos 1080と似た構成です。Exynos 1080はミッドレンジ機向けながらAntutuスコアが60万点前後になると言われています。
Exynosシリーズに比べるとMediatekのSoCは多くの大手スマホメーカーに採用されており、ほぼ同等のコスパであればMT6893を採用するメーカーがより多くなるかもしれません。
Geekbenchスコアもリーク
Digital Chat Stationのリーク(画像が小さくて分かりにくいですがGeekbenchスコア比較です。)によると、MT6893のスコアはシングル886点・マルチ2948点で、Snapdragon 865をやや下回るくらいの点数です。
Dimensity 1000+もRedmi K30 UltraやRealme X7 Proのような高コスパ機を生み出す原動力となったので、MT6893にも期待できそうです。初搭載機がどのスマホメーカーの機種になるかも注目ですね。
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