発売から約1年半、Huawei Mate 20 XのDxO MARKスコアがついに公開されました。スコアは111点で、現在16位。120点台へは届きませんでしたが、iPhone 11を上回る健闘を見せています。
Huawei Mate 20 Xのカメラは、
- 40MP 27mm相当 f / 1.8
- 20MP 16mm相当 f / 2.2
- 8MP 80mm相当 f / 2.4
というトリプルカメラ構成です。SoCはKirin 980、RAMは6GBと画像処理に十分な処理能力を有しています。
DxO MARKに評価されたポイントは「露出」
Huawei Mate 20 Xの露出は96点と高く評価されています。周囲の明るさに影響されることなく、安定したダイナミックレンジ、彩度が出ています。PDAFによるオートフォーカスも優秀で、条件にかかわらず撮影に貢献しています。
同様のアングルで撮影された建物を昼夜で見比べてみても、やりすぎ感がなく、見やすい写真に仕上がっていますね。夜景の右下、赤いライトが当たっている箇所の描写も美しく、自然です。
風景や建物を撮影するのに欠かせない広角レンズですが、Huawei Mate 20 Xの場合16mmとさほど広くありません。広角にこだわりたい方は12mm相当のレンズを搭載した機種をお勧めします。
ポートレートやボケでも優れた結果に
ボケは60点と比較的高得点。ポートレートモードでの撮影では、人物とその背景を切り分ける処理が重要になってきます。一方で、ボケブームのあまり過度な処理、加工を行なってしまう機種も少なくありません。
Huawei Mate 20 Xは絶妙な塩梅で処理を行なっており、ピントもしっかりと顔に合っています。ライティングのせいもありますが左側が少々暗くなりすぎているのが残念ですね。
ビデオも安定したクオリティ
ビデオ撮影に関しても安定しています。カメラがパンしていき、光が強くなりますがフォーカスや露出が狂うことなく撮影されています。静止画として切り取っても、十分な質が確保されていることがわかります。
発売から少し時間が経ったHuawei Mate 20 Xですが、カメラのレベルは高く、撮影に出かけたくなる魅力的な機種です。Aliexpressでの現在価格は5万8570円。7インチ以上の画面の大きい高性能スマホが欲しい方には魅力的な価格だと思います。
Source: DxO MARK
これの後継機種、出してくれないかなあ。