LGより、画面が横回転するスマートフォン、LG Wingが発表されました。近年のスマホとは一線を画す、その斬新な横回転ディスプレイが特徴的です。
基本スペック
- Snapdragon 765G(7nm)
- 6.8インチ1080p P-OLED(Plastic OLED)ディスプレイ
- 3.9インチ1080p G-OLEDディスプレイ
- 8GB RAM+ 128/256GB ROM
- 4000mAhバッテリー、Quick Charge 4.0+、ワイヤレス充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.8 1/1.72 OIS)+13MP超広角(117° f/1.9)+12MP超広角(120° f/2.2) 4K30FPS ジャイロEIS ASMR録画
- インカメラ:32MPポップアップ(f/1.9)
- IP53
- MIL-STD-810G(MIL規格)
- microSDカードスロット(SIMスロットと同じ)
- 169.5×74.5×10.9mm、260g
横回転するディスプレイ
革新的デザインのスマホを約束するLG Explorer Projectの第一弾となるLG Wing。SoCはSnapdragon 765Gと普通のミドルレンジ機ですが、何よりも特徴なのはやはりその横回転するディスプレイ。
6.8インチのメインディスプレイと3.9インチのセカンドディスプレイは、どちらもOLEDディスプレイであり、上画像のように様々な方法で使用することが可能。
Asphalt 9のようにLG Wingに対応したアプリでは、一つの拡張画面として使うこともできます。
可動パーツ搭載スマホにおいて肝心な耐久性能については、LG曰く最低でも200,000回は持つとのこと。2年使用するとしても、単純計算で1日あたり約273回と充分と言えるのではないでしょうか。
また、化粧箱には上部が同様に横回転する仕掛けが。下に収められている充電器などは、下部分をスライドして取り出すことが可能です。
ポップアップカメラ搭載
さらに、インカメラはポップアップカメラとなっており、これによりLG Wingの稼働パーツは2つに。また、ポップアップカメラにおいて定番である、落下検知による自動収納機能ももちろん実装されています。
そしてこれだけ稼働パーツがあると、気になるのはそのサイズや重量。その厚さは10.9mmと1cmを超え、重さはなんと驚異の260g。参考までに、Galaxy S20 Ultraは222g、iPhone 11 Pro Maxは226gと、各社フラッグシップモデルは重くても220g前後です。
ジンバルカメラのような安定性
Mi 10 Proなど、望遠レンズを2つ搭載する機種はいくつかありますが、LG Wingはなんと超広角レンズを2つ搭載。そのうちの一つ、12MPのものは13MPのものと比べより広角で、画面回転時の撮影専用となっています。
その横回転時の撮影では、6つのモーションセンサーによりジンバルカメラのような安定した動画撮影が可能とのこと。また、上画像にあるようにスティック操作でそれこそジンバルカメラのように撮影画面を上下左右移動にすることも可能。
価格・詳細な発売日は不明
気になるその価格は現時点では不明ですが、10月に韓国で発売、その後アメリカ、ヨーロッパで発売されるとのこと。カラーはオーロラグレー、イリュージョンスカイの2色のみ。日本での販売については、公式サイトや公式Twitterアカウントにおいては触れられておらず不明です。
ただ、KDDI株式会社取締役執行役員常務の雨宮俊武氏は、Galaxy Z Flipの国内取り扱い発表時に「当社は、au UNLIMITED WORLDを体現できる革新的な端末を提供することで、スマートフォンの新しい楽しみ方・可能性に対して積極的にお客さまへ提案してきたいと考えています。」と述べているため、もしかしたらauから発売、なんてことがあるかもしれませんね。
Source:GSMArena
最近LGが頭おかしい方向に突き進んでて面白いわ