韓国のビジネスニュースサイト、THE INVESTORはGalaxy Note10を手がけるサムスンが搭載チップの生産目標を10%下方修正していると報じました。
Galaxy Note10は8月7日に発表、8月23日には米韓での発売が予定されています。しかし生産目標の修正もあり、発売が遅れるのでは、という見方も出てきました。
サムスンはGalaxy Note10に最新版のチップである「Exynos 9825」を搭載するとされていますが、この「Exynos 9825」の生産が滞っているようです。
その背景には世間を騒がせている韓国に対する日本の輸出規制がありました。
スマホに欠かせない「半導体」が作れない?
今回の輸出規制で焦点となっているワードが「半導体」ですね。半導体とは、スマートフォンやPC、テレビなどあらゆるデジタル製品に搭載され頭脳の役割を持っています。スマートフォンのスペックには「Soc(システム・オン・チップ)」という欄があり、このSocは半導体で作られています。
サムスンはTSMCと並んで半導体製造受託世界大手で、独自Soc「Exynos」の開発・生産を行っているため、輸出規制でモロに影響を受けています。
サムスンは通常、フラッグシップモデルの発売1ヶ月前には半導体やディスプレイの向上をフル稼働させ、他社部品の到着も待って徐々にスマホの生産量を拡大させています。
7月のExynos 9825の生産量は目標の10%減なので、Exynos生産ラインの稼働率は90%であることが推測できます。
輸出規制でSocが作れなくなるワケ
これまでサムスンは日本企業である住友化学などからSocの生産に必要な、
- フッ化ポリイミド
- フッ化水素
- レジスト
を輸入してきました。フッ化ポリイミドは半導体、Socの基盤となり、レジストは基盤に電子回路を転写するために使われ、フッ化水素は基盤の洗浄に欠かせないものです。
日本はこれまで輸出してきた材料が「兵器の材料として秘密裏に北朝鮮に横流しされている」と判断し、制限に踏み切りました。
海外の反応
ネット上での反応は、これを機会にサムスンはGalaxy Note10に搭載するSocをSnapdragon 855に統一しろとの声が多数挙がっています。
日本のGalaxyシリーズはずっとSnapdragon搭載なのですが、北米と韓国向けGalaxyには代々Exynos搭載でした。一部ユーザーはSnapdragon版の方が電池持ち・処理性能・カメラ性能に優れていると主張しており、同時にExynos支持派が反論しています。
Snapdragon派とExynos派の議論が盛り上がる中で、意外なことに日本の制裁に対する意見はほとんど見当たりませんでした。
Source: theinvestor
Exynos無くしたらGalaxyの特徴一つ減るけどいいのか?
huaweiと言ったらkirinみたいなもんだろ
みんな違ってみんな良い、だ