経営状況が悪化する中、台湾中国の連合から巨額の出資を受けることが決まった日の丸を掲げる液晶メーカー、ジャパンディスプレイ(JDI)。
Apple社に液晶部品を多く供給していることで有名なメーカーですが、新作のApple Watch(第五世代)に採用される有機EL(OLED)はジャパンディスプレイのものになるとロイター通信は報じています。
この情報は業界に通じる関係者から匿名を条件に伝えられたものとなっています。この件についてジャパンディスプレイは「当該報道の内容は当社が発表したものではありません。 当社は、個別顧客との取引について言及はいたしません。」とニュースリリース内でコメント。
これまでにもジャパンディスプレイは有機EL(OLED)の製造に取り組む姿勢を見せていましたが、実現までは至っていませんでした。今回、中国の投資家や日本政府からの資金調達に成功し、有機EL(OLED)の製造を開始することになりました。
Apple製品に使用される有機EL(OLED)の供給は、サムスンとLGが独占している状態が続いていました。LG製の有機EL(OLED)が使用されることがほとんどだったというApple Watchも、ジャパンディスプレイ製のものを採用し始めるということは大きな変化だと言えます。
ジャパンディスプレイに並び、引き続きLGも新作のApple Watchにディスプレイ部材の供給をするかどうかは分かっていません。ジャパンディスプレイが独占的に部品供給を行う可能性もあります。
今回、ジャパンディスプレイが有機EL(OLED)の生産に取り掛かることが決まったことで、メーカー間の競争はより一層厳しくなることでしょう。
Source:Reuters, ジャパンディスプレイ
中国資本になってから魅力無くなったよね…
中国と関わったから興味も無くなったよ