先日、ついにYouTube上にiPhone SE(第2世代)の分解動画がアップされました。
大方の予想通り、iPhone 8と共通している部品が多く、お互いの部品を交換しても正常に動くことが確認されています。
中身はほぼiPhone 8
左がiPhone 8、右がiPhone SEを分解した様子です。
見ての通りバッテリー、マザーボードといったほとんどの部品が同じ形をしており、似たような構造になっていることがわかります。
そして、なんとiPhone SEのカメラ、SIMトレイ、Taptic Engine、ディスプレイはiPhone 8の部品と交換できることがわかったのです。また、ディスプレイは近接センサーやマイクといった付随部品も正常に動作することがわかっています。一方で、True Toneといった機能は使えなくなるとのこと。
バッテリー・ホームボタンは互換性なし
iPhone SEのバッテリーは、コネクターの形状がiPhone 11と同じものとなり、iPhone 8との互換性がなくなりました。容量は同じく1,821mAhなので共通部品かと思われましたが、どうやら違うようですね。
なお、iPhone SEにiPhone 11のバッテリーを接続しても、電源は入らなかったとのことです。
また、サードパーティーのバッテリーを接続すると「このiPhoneでは、バッテリーの状態を判定できません。バッテリーに関するサービスは、Apple正規サービスプロバイダが対応します。~(以下略)」という警告が表示されることがわかっています。バッテリーに関してはユーザーの安全に関わる部分ですので当たり前の措置ではあります。
また、ホームボタンも互換性はありません。これは、ホームボタンとマザーボードがセットで識別番号が割り振られているため。
ホームボタンにはTouch IDが搭載され、ユーザーの個人情報に関わる大事な部品ですので、セキュリティに厳しいAppleらしいやり方といえそうです。
修理しやすく値段も安いiPhone SE
ハードウェアの設計費が安く抑えられた結果、超ハイコスパモデルとなったiPhone SE。副次的な作用で共通部品が多く、かんたんに修理ができそうです。
実際、iPhone SEはAppleでの修理費用も安いようです。ディスプレイ修理費用の場合、iPhone 11 Proは30,400円、iPhone 11は21,600円となっていますが、iPhone SEでは14,500円です。これは、なんとiPhone 8の16,400円よりも安いです。
財布に優しいiPhone SEですが、アフターケアの点でもユーザーに優しいようですね。
強い。
自分で治せそうなら、ジャンク買って色々いじってみても良さそう。