米国証券取引委員会(SEC)に提出された決算書によると、AppleはiPhoneの売り上げが全地域で減少していることを認めています。Appleは世界を「アメリカ大陸」「ヨーロッパ」「中華圏」「日本」「その他アジア太平洋地域」の5つの地域に分けています。
Appleが中華圏でのiPhone販売に苦戦し、値引きを実行したニュースは記憶に新しいです。今回の決算報告書は、iPhoneの需要が中国のみならず全世界で減少している事実を改めて浮き彫りにしました。
決算書の27P, 28Pの地域別売上の部分では、iPhoneによる総売上高が先述の5地域全てで減少しているという事実が文面で明記されています。
決算報告書の抜粋。「lower iPhone net sales」と記載されている。
一方、中国市場では改善の兆しも見えています。3月31日までの3か月間、前年同期比での売り上げ減少率は22%でした。10~12月の平均売上減少率が25%であったことを考慮すると、やや売り上げが改善していることが分かります。
他の地域でも業績回復の兆しが見られます。たとえばヨーロッパでは、サービスおよびウェアラブル事業が大きく成長しました。日本ではサービスとiPadが業績をけん引しています。また南北アメリカではサービスとウェアラブル分野が好調で、iPhoneの出荷不振にも関わらず前年同期比で4%の成長が見込まれます。
AppleはiPhoneの出荷台数を正式に発表することをやめました。しかし、アナリストらは同社のiPhone出荷台数に関する見積もりを出しています。調査会社によって見積額は異なりますが、どの調査結果もiPhone出荷不振の深刻さを示しています。
canalysによると、2019年1~3月のiPhone出荷台数は前年同期5,220万台と比較して23%減少の4,020万台です。Counterpointもほぼ同じく前年同期比20%減の4200万台、IDCは悲観的で-30.2%減少の3,640万台と予想しています。
将来の出荷台数については、iPhoneの名物アナリスト ミンチー・クオ氏は、5G対応iPhoneの発売によって出荷台数が2020年末にかけて回復する、と予想しています。
Source:Cult of Mac
まともな人=iOS
隠キャ、キモオタ=Android
ネットでいくらAndroid使ってるオタクが吠えたとことで、これが現実。