先日、アメリカの消費者市場調査のConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)が2020年発売のiPhone 12シリーズの売上レポートを発表しました。
CIRPのレポートによりますと、iPhone 12シリーズはベースモデルであるiPhone 12の売上が好調な一方で新登場の小さいモデル、iPhone 12 miniの売上がいまいち振るわなかったとのことです。
こちらがそのレポート。
上の棒グラフが2020年10-11月の売上、下の棒グラフが2019年9月の売上です。
注目してほしいのが上の棒グラフの右4つ。左から順にiPhone 12, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max, iPhone 12 miniですが、それぞれ27%、20%、20%、6%となっており、iPhone 12 miniの売上が非常に低いことがわかります。
なお、iPhone 12 miniは11月13日に発売されたことを考えると売上が低く出るのも仕方ない気がしますが、同時期に発売されたiPhone 12 Pro Maxがしっかり売れていることを踏まえるとやはり低めの結果となっていることがわかります。(iPhone 12とiPhone 12 Proは10月23日に、iPhone 12 Pro MaxとiPhone 12 miniは11月13日に発売)
従来のiPhoneのようなコンパクトモデルの需要があると一般的にいわれていましたが、実際にはほとんど売れなかったという結果となっています。
なお、この結果はiPhone XRやiPhone 11, iPhone SEと比較して高価であったためだと推測されています。事実として同時期にiPhone 11, iPhone SEがiPhone 12 miniと同じぐらい売れていることがわかります。
iPhone 12 miniはハイエンドの機能をコンパクトに詰め込んだ挑戦的なモデル。使われる技術を考えると高価になってしまうのは仕方のないことだと思いますが、売上が振るわないことは次のモデルにも影響しそうです。
なお、今回のレポートはアメリカ市場の結果です。手が小さいと言われているアジア市場では異なる結果となっている可能性がありますのでご注意ください。
Source : Macrumors
スペックも操作性も悪いとなると手の大きい人からするとまあ魅力は薄いわな