数多くのジャンルで活動するオタクの中でも、最も消費金額が大きいと言われるアイドルオタク(日本国内の場合)。海外ではアイドルをイメージキャラクターとして起用するなどのマーケティングを行い、オタク市場を狙うメーカーが存在します。
これは、国ごとにどのメーカーがどんなアイドルグループとコラボしているのか、画像を見ながら楽しむという目的の記事です。
目次
タイ:realme with PINKU NOTORI
ローカルアイドル PINKU NOTORIをマーケティングで起用したタイのrealmeの例です。
PINK NOTORIはタイ国内で活動をしているアイドルグループです。メンバーはゲーマーであることを条件に選ばれているという話もあり、彼女らはゲーム関係のイベントに参加するなどしているようです。realmeのイベントにも登場してファンと交流をしたり、実際にrealmeのスマートフォンでゲーム実況を配信したりしています。
テック系の新製品発表会やイベントは参加者が男性ばかり。メーカーのお偉い方がただ喋っているだけの発表会より、女性アイドルがいた方が華やかですね。幅広い層にメーカーを知ってもらえると感じます。
Sekeyの余談:グループカラーのピンク色のコスチュームはJK(女子高生)の制服のようですが、大学生もまぎれています(笑)。タイ人の知り合いにPINKU NOTORIがrealmeとコラボしていることを知っているか連絡してみましたが、「知らん」という返事で終わりました。
インドネシア:Xiaomi with JKT48
次はXiaomiインドネシア。ジャカルタ拠点のアイドルグループ JKT48とのコラボです。JKT48のファンをXiaomiのファン(米粉)にもしてしまおうというマーケティングのようです。
SNSではXiaomiスマートフォンが当たるというJKT48のコラボキャンペーンをやったりもしています。他にもXiaomiのストアに立って新型スマートフォンを売るなど、様々な活動をしているようです。「お兄さん♡Mi Note 10が入荷したんだけど買ってかない?」なんて言われたら買ってしまうのかもしれません。
JKT48はメンバーが出演する公式YouTubeチャンネルでXiaomiスマートフォンの開封レビュー動画をアップしたりもしています。自分の好きなメンバーが開封レビューをしていたら、ファンはきっと同じものを買ってしまうはずです。
彼女らはアンバサダーとしてXiaomiのスマートフォンでセルフィーを撮影してSNSにアップするなど、Xiaomiの広告塔であることは間違いなさそうです。
インドネシア人の友人に話を聞きましたが、JKT48はもう人気のピークではないということでした。ただし、インドネシア人の経済状況からするとXiaomiやOVのスマートフォンはコストパフォーマンスが良くて人気ということでした。「インドネシア人は結構イメージだけで買ってしまう人も多いからアイドルを採用するのは良いのかも。」とコメント。
Sekeyの余談:Xiaomiは中国のSNH48とコラボしていた時期もありました。AKBグループはCDの購入でメンバーとの握手ができるチケットが手に入るそうですが、それをスマートフォンでやったらものすごく売れると思う筆者は間違っているのでしょうか。
韓国/タイ/グローバル:Samsung with BLACK PINK
世界的に知名度もあるK-POPアイドル BLACK PINKとパートナーシップにあるSamsung。両者の影響力から見ても、この例が最も成功しているスマートフォンとアイドルマーケティングだと言えるでしょう。
広告にイメージキャラクターとして顔を出すのはもちろん、新製品の発表会にも出演したりと幅広く関わっています。BLACK PINKとのコラボモデルとしてGalaxy A80 Blackpink Editionを発売し女性ファンから人気を呼びました。
タイではSamsung Galaxy AシリーズとBLACK PINKの広告が街中で見られます。BLACK PINKのラッピング電車も走っているほど大々的にマーケティングをしています。BLACK PINKにはタイ出身のメンバーがいることに加え、K-POPが国内で大人気のため彼女らの影響力は大きいようです。もちろんタイ以外の国でも彼女らの広告を見ることは珍しくありません。
残念ながらメンバーはプライベートではiPhoneを使用しているようですが、写真撮影を求めてきたファンのスマートフォンがSamsung製品でなかったことを理由に断ったエピソードは有名です。
Sekeyの余談:SamsungはBTSという男性K-POPグループとのコラボもしています。telektlistの読者層は男性がほとんど(※注:筆者予想)なので、女性グループだけ特集しました。
好きなアイドルが宣伝しているから欲しくなる
人は誰でも自分が応援しているアイドルが商品を宣伝していたら欲しくなるでしょう。大規模なファンコミュニティをすでに持っているアイドルを利用し、ファンを一度に大きく拡大していくというのは良いマーケティング方法なのかもしれません。
筆者だって、高須クリニックの高須院長がずっとプライベートでGalaxyスマートフォンを使っているから、自分も使い続けているんです。
え、高須ってあのネトウヨの?
アイドルて。。