中国の最大手通信機器メーカーであり、現在トランプ政権による事実上の禁輸措置を受けているHuaweiですが、そんなHuaweiが北朝鮮の通信網であるKoryolinkの立ち上げに関与した疑いが持たれています。
アメリカの大手ニュースサイト、The Washington Postは独自のルートでHuaweiの内部情報を入手しました。その情報によると、Huaweiと中国の通信会社であるPanda International社は、2008年より北朝鮮に対して密かに基地局、アンテナ等の通信用機器を提供していました。それらハードウェアに加え、ネットワークを構成するためのソフトウェアや暗号化技術なども提供したとのことです。
Koryolinkに提供されたこれらの技術は現在スパイ監視に使われているようです。具体的には電話、メール、FAX、HTTP通信、FTP通信といったほぼすべての通信が北朝鮮政府によって傍受できる状態であるようです。
アメリカはHuaweiとの騒動のはるか前から北朝鮮やイラン等の制裁対象国に対して、自国の技術輸出を制限しています。Huaweiの過去の北朝鮮との取引が実際に存在したとするのならば、Huaweiは新たな規制、制裁を受ける可能性が高いです。
アメリカのHuaweiに対する制裁はつい先日緩和される予定であることが発表されたばかりでした。今回の報道はHuaweiに対する制裁緩和の向かい風となりそうです。
現在、Huaweiは「法律の遵守を徹底しており、北朝鮮との取引は行っていません」と発表しているものの、過去の取引があったかどうか、The Washington Postがリークした内部資料は本物かといったことに対してはノーコメントを貫いています。
また、アメリカ政府も今回の件に関しては今のところ公式発表をしていません。
もし、The Washington Postの報道が正しく、10年以上前にに北朝鮮の通信網立ち上げに協力した事実があるのでしたらかなり問題です。今、すばらしい製品を作るHuaweiにブラックな過去があることは非常に残念であるとしか言いようがないでしょう。
Source : The Washington Post, Engadget(English)
持ってるHuaweiスマホとタブ全て(計3台)メルカリで売り出してるのに全く買い手付かない。
定価の半額以下にしてるのに全く買われない。誰か助けてくれ。