by Huawei
Huaweiが2020年春にリリースするP40およびP40 Proは、ヨーロッパを始めとする「グローバル市場」にも投入されるようです。Google系サービスからの移行に取り組んでいるHuawei従業員からの情報であるとThe informationが明らかにしました。
同社は9月にMate 30シリーズを発売しましたが、米国のエンティティリストへの追加による取引禁止措置によってGoogle Mobile Service (GMS)が搭載されておらず、中国以外の市場では限定的な発売に留まっています。にもかかわらず、HuaweiがP40 / P40 Proのグローバルリリースに取り組んでいるのは何故でしょうか?
GMSからHMSへ?
Huaweiが現在進めている戦略は、GMSの代わりにHuawei Mobile Service (HMS)を搭載してグローバル市場で販売することです。例えば、HuaweiはGoogle Mapの代わりとなる地図アプリをロシアの大手IT企業「Yandex」と共同開発中であるとも報じられています。
とはいえ、Google系アプリをプリインストールしていないiPhoneのユーザーでもYoutube、GmailやGoogle Mapを利用している実情を鑑みると、高品質なGoogleサービス群を全て代替するのは至難の業。販売台数が減少するのは避けられないでしょう。
GMSを搭載する抜け道
一方、海外メディアのGizmochinaは興味深い抜け道を指摘しています。
Huaweiには米国の取引禁止が始まったあとにリリースされたにもかかわらず、Honor 9Xなど、GMSが利用できる端末があります。
これらの端末は取引禁止が発動される以前に発表された端末と同じライセンスを使用しており、Honor 9XであればP Smart Zがベースで、同じライセンスを使用。スペックはチップセット・カメラ・メモリがグレードアップ。カラーリングも大胆に変更されています。
実は、GMS認証時にGoogleが確認するのはハードウェアとソフトウェアがGMSの要求基準を満たしているかどうかだけ。GMSの取得後に名前や一部仕様を変更した別のモデルを出す際にGoogleへの届け出は必要無い、とGizmochinaは指摘しています。
ルール上問題はないので抜け道とも言える方法が可能になっていますが、P40シリーズでもP30シリーズのGMSを使用してGMSを搭載するかもしれません。
筆者は、この抜け道は手段としては面白いのですが、規則の変更でBANされるリスクもある手法でフラッグシップスマホを発売するとは思えません。次期ハイエンドモデルとなるP40シリーズでは、改良したHMSのサービスを載せるのではないかと考えています。
Source: The information ,GIZMOCHINA
KIRIN810はGMS認証された端末0だから
グロ版HONOR9xは710になったんだよね