2週間前、Huaweiは同社最高峰のスマートフォンであるHuawei Mate 30シリーズを正式発表しました。
Mate 30シリーズの上位機種であるMate 30 Proはカメラの評価機関であるDxO MarkでGalaxy Note 10+ 5Gの最高評価を上回るなど、ハードウェアとしての評価は上々ですが、最大の欠点があります。それは皆さん御存知の通り、Google系のアプリが全く搭載されていないことです。
Huaweiはトランプ大統領による取引規制により、米国部品・ソフトウェアがほぼ使えない状況になっています。その影響で米国の技術を使ったGoogle製ソフトウェアが搭載できず、Mate 30シリーズはHuawei初のGoogle系アプリがプリインストールもされず、利用もできないグローバルモデルとなりました。
そんなMate 30シリーズですが、発売してまもなく抜け道を利用してGoogle系のアプリをインストールして利用する方法が見つかります。
A #backdoor was discovered.
Mere hours after the backdoor was discovered, the #LZPlay website and its service were shut down. https://t.co/scNMdDIxXy pic.twitter.com/GYLrJPwpo6— Kok Kee (@KokiYaps) October 2, 2019
やり方は簡単。LZPlayというWebサイトにアクセスし、Google Services Frameworkインストーラーをインストール。Google Playストアがインストールされるのでそこから好きなアプリをインストールすることができました。
すぐに封じられる
この抜け道ですが、昨日すぐにLZPlay.netは閉鎖され、ダウンロード済みのAPKも利用できなくなっています。
Soooo uhh this is new.
Since today's developments, Mate 30 Pro now fails SafetyNet. Last week it passed.
What the what pic.twitter.com/fPeaWUHD2v
— Alex Dobie (@alexdobie) October 1, 2019
さらに、すでにGoogle製アプリをインストールしたMate 30シリーズが、「デバイスのRoot化などOSが改ざんされていないか」チェックするSafetyNet Testに通らなくなっていることが判明しました。
Google Playを利用するためにはSadetyNet Testを通らなければならないため、すでにMate 30シリーズにインストール済みのGoogle Playストアも利用できなくなりました。
今後も利用は厳しい
www[.]lzplay[.]net has been put offline and hosting was in Shenzhen on Alibaba Cloud pic.twitter.com/c3dAVg5Pnd
— Eric Romang (@eromang) October 2, 2019
謎のサイト、LZPlayは中国深センにあるAlibabaのクラウド上にあったことがわかっています。今後似たような抜け道についてもGoogleがしっかりと対応をしてくると思われます。
Huaweiはすでに独自のアプリストア、Huawei App Galleryを公開しています。4万5千のアプリがすでにリリースされていますが、それでも1000万以上のアプリがあるGoogle Play Storeには遠く及びません。
Mate 30シリーズでGoogle製アプリが利用できる日は訪れるのでしょうか。
Source : Gizmochina
Rethink possibilityってキャッチに悲哀を感じる笑 いくら、電波関係で中国政府の走狗だったとはいえ、Huaweiのスマホ自体は安くて性能良くて安かった上に、ここ最近は特にデザインが優れてたからが悲しい…