Huaweiデバイスが使いやすくなるかも?
米中貿易摩擦の影響により、HuaweiはGoogle系サービス(GMS)を最新スマホやタブレットに搭載できていません。GMS非搭載は、YouTubeやGoogleマップといったGoogle純正アプリの利用不可だけでなく、Google Playストアからアプリをダウンロードできないことを意味します。
こうした不便を解消するため、Huaweiはドイツで「AppSearch(ドイツ語名:AppSuche)」というアプリを公開。このアプリを通じて、人気のあるアプリを簡単にインストールできるようになるそうです。
人気アプリをダウンロードできる「AppSearch」
ドイツのHuawei公式サイトを訪れると、「AppSearch」に関して「Huawei AppGallery上にない人気アプリを簡単にダウンロードできる」という説明が確認できます。現在、ダウンロード方法は「Huawei AppGalleryからインストール」「ドイツのHuawei公式サイトからダウンロード」「QRコードをスキャン」の3パターンとなっています。
また、下記のような動画もYouTubeで公開されています。
海外ニュースサイト「xdadevelopers」では、AppSearchのスクリーンショットが掲載されていました。
上記画像をチェックすると、確かにGoogleを含む主要なアプリは網羅されているのが確認できます。またAppSearch内では、アプリの並び替え(人気順やアルファベット順)にも対応しているようです。
今後の展開に要注目
今回明らかになったAppSearchは、Google Playストアを経由せず、Amazon App StoreやAPK Mirrorといった複数のソースサイトからアプリをダウンロードする方式を採用しています。従来であれば、ユーザー自身が欲しいアプリのAPKを探してインストールする必要があったため、そのような手間が減るのではないでしょうか。AppSearchはまだ開発段階となっており、ドイツでのテスト公開が終われば、正式なリリースも期待できます。
米中貿易交渉が今後どうなるかは依然不透明です。Googleをはじめとする米IT企業にとって、Huaweiという大口顧客と取引できないのは大きな損失でしょう。またHuaweiとしても、独自のエコシステムを構築しようとHMSの強化に力を入れているものの、依然としてGoogleには追い付けていない状況です。
まだまだ動きのありそうな今後の行方については、引き続き要注目ですね。
Source:Huawei, xdadevelopers
頑張ってるねぇ