先日3月28日にHuaweiはカメラ機能が強化されたP30シリーズを発表しました。他にも、スマートサングラス、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチといった複数の周辺機器に関する発表もありました。
その中で特に注目を集めたものが、強力なパワーのモバイルバッテリー「SuperCharge Powerbank」です。
容量は12000mAh
今回発表されたモバイルバッテリーは12,000mAhの容量を搭載しています。これは、iPhone XSであれば4回ほど、Huawei P30であれば3回ほどフル充電できるほどの容量になります。iPad Pro11であれば1回のフル充電と、半分程度の充電を行うことができる計算になります。
モバイルバッテリーを持ち歩いているものの、バッテリー本体の容量が少ないといざスマホに充電しようとすると残量がないということもあります。しかし、これだけの大容量があればそうした心配は少なくなりそうです。
また、これほどの容量を持っていながらもバッテリー本体の重量は227グラムとされています。Ankerの世界最軽量モバイルバッテリー「PowerCore 10000」が10000mAhで180gなのでそれよりは容量あたりの重量がやや大きいものの、これくらいの重さであれば気軽にバッグに入れて持ち運ぶことができそうです。
40Wの急速給電が可能
モバイルバッテリーであるにもかかわらず、40Wの給電「SuperCharge」に対応しています。
一例としてHuawei P30への充電時間を比較してみましょう。バッテリー残量0%の状態からP30を30分間充電した場合、10Wの充電器を利用した場合26%まで、22.5Wの充電器の場合55%まで充電できます。
40W急速充電の場合、なんと70%まで充電することができてしまいます。30秒で1%以上の驚異的な充電スピードです。
移動中にモバイルバッテリーを接続しながらスマホを使うとき、面倒なのがコードやモバイルバッテリーの取り回し。短時間で充電できるモバイルバッテリーがあればそのストレスが大幅に軽減されるでしょう。
ただし、スマホ側が40Wの急速充電に対応していなければこのモバイルバッテリーの性能をフルに発揮できないので注意が必要です。
なお、モバイルバッテリーのポートは通常のUSBコネクターとUSB TypeCコネクターの2種類です。
バッテリー本体への急速充電も可能
12,000mAHという容量だと、バッテリー本体への充電にどれだけ時間がかかってしまうのだろうかと心配になります。
このモバイルバッテリーは40Wの急速充電にも対応しています。10Wの急速充電であれば5時間半程度の充電時間が必要になりますが、40Wでの充電に対応しており2時間強で本体へのフル充電が可能です。
発売日・価格は未定
SuperCharge Powerbankの発表当初は公式ページで99ユーロ(日本円でおよそ12,000円)とされていましたが、執筆した時点では削除されています。事実ならかなり高価なモバイルバッテリーです。
現状、発売日と価格は未定となっています。日本での展開に関しても不明です。
Source: GSMArena
中華企業だから爆発しそうで心配だな
取り敢えず人柱に試してもらおうか