Aliexpressという通販サイトを知っていますか?中国EC最大手のアリババが運営する海外向けの通販サイトで、telektlist読者のみなさんが購入するような中華ガジェットも比較的安くゲットすることができます。
今回、そのAliexpressで商品を購入する機会があったので、実際に商品が届くまでの手順を紹介します。年に一度の11.11セール真っ只中なのでこの機会に利用してみてはいかがでしょうか?
目次
購入前の注意
偽物には気をつけよう
よく同様のサービスを展開しているGearbestと比較されますが、この2つの決定的な違いは商品の仕入れ方です。
Gearbestが、Gearebst社自身で商品を仕入れ、自身で顧客に販売する手法をとっているのに対して、AliexpressはAmazonのマーケットプレイスに近く、メーカーやショップがAliexpressのプラットフォームを借りて売買できるようになっています。
そのため、稀に偽物など詐欺まがいの商品が紛れていることもあります。ネット通販全般に言えることでしょうが、あまりにも安すぎる商品や、レビューが不自然な商品などは購入する前に一度立ち止まって考えなければなりません。
PayPalは基本的に使えない
Aliexpressでは、基本的にPayPalが使えません。一部、PayPalによる支払いを受け付けているセラーも居るようですが、PayPalでの支払いは諦めたほうが良いでしょう。
ただし、クレジットカードで支払ってもそこまで大きな不安はありません。なぜなら、Aliexpres自身がPayPalの買い手保護のようなサービスを提供しているから。一度Aliexpressにお金を払いますが、実際に商品が届いたことを確認できるまでセラーには支払われません。そのため、カード情報がセラーに公開されることもありません。
届くのは遅い
当然ながら、商品の多くは中国本土や香港から発送されます。国際スピード郵便(EMS)や、DHLのサービスを使用しても数週間、格安のキャリアを使うと一、二ヶ月掛かってようやく日本に届くくらいです。DHLは比較的早いですが、それでも一週間は覚悟すべきです。すぐに必要な商品などは、Amazonか実店舗で買うに限ります。
Aliexpressにアクセス、アカウント作成と設定
PCの方はブラウザでAliexpress.comへ、スマホの方はGoogle PlayストアなりApp StoreでAliexpressアプリをインストールしておきましょう。
※この後、スマホはAndroidで案内を進めます。iOSアプリも中身はほぼ同じだと思いますが、一部異なる場合があるかも知れませんので、その場合は適宜読み替えていただければと思います。
言語・通貨・発送先の設定
さて、Aliexpressにアクセスしてみると、表示が日本語になっている場合があると思います。この日本語は機械翻訳になっており、商品の名前などが逆にわかりにくくなってしまうので、言語は英語に変えておくことをおすすめします。
PCの場合は右上のLanguageまたはGo to Grobal Site(English)をクリックして英語に、スマホの場合は画面下のタブから一番右の「アカウント」を選び、設定で言語をEnglishにしましょう。通貨と発送先は日本にしておきましょう。
アカウント作成
それではアカウントを作成しましょう。Googleアカウント、Facebookアカウント等との連携で作成するのがおすすめですが、名前やメールアドレスを一から記入して作成することもできます。
PCなら先程の言語設定の真下にあるメニューからJoin、スマホなら同じく先程のアカウント設定画面で一番上のSIGN INから「No Account? Register」で登録できます。ここからは指示通りに進めていくだけです。今回はGoogleアカウント連携で作成したので簡単でした。
メールアドレスを使用して登録した場合は、メールアドレスの認証をきちんと済ませましょう。
ショッピングを始めよう
一通り設定は完了です。検索バーから商品を探しましょう。基本的に英語で検索するのをおすすめします。今回は自転車のハンドルにスマホを固定するホルダーを購入してみます。
日本のAmazonではどれも1000円超えかつプラスチック製の物が多いので、より安く金属製のしっかりしたものを探そうと思います。ということで「bike phone holder」で検索。
検索するときはOrdersで注文数順にソートするのがおすすめ
商品を探すときに一番おすすめなテクニックが「注文数順でソート」です。Aliexpressでは、価格やベストマッチ順の他に、検索結果を注文数でソートすることもできます。
星の数ある商品の中から、本当に良さそうな物を探すのは大変です。そんなときにはとにかく先人を頼りましょう。多くの人が選んでいる商品ならとりあえず失敗はありません。
今回はトップのものがゴム製だったので、より下位のものを選んでいます。金属製のものが3つあり、ひとつだけ別のデザインだったものを選んでみました。送料は有料でしたが、これでもなお安いです。
※PC版とスマホ版のスクリーンショットの撮影日が異なるため、Ordersの順位が入れ替わっていました。
気に入った商品をカートへ
それではさっそく商品ページに行ってみます。このページで、カラー・サイズ・配送方法などを選択して「Add to Cart」からカートに入れましょう。「Buy Now」ボタンを押すとカートを通さずにすぐにクレジットカード・住所を指定して注文することができますが、筆者はなんとなく一度カートに入れるようにしています。
商品が溜まったカートを見に行く
購入する商品が決まったら、カートから購入手続きを進めることができます。PC版は上バナーの右に、スマホ版では基本的に画面下のタブの右から二番目か、スクロールした際に一番上に現れるようになっています。
今回は私ともう一人の分も購入するので、2つです。
カートの中には今まで追加してきた商品がストックされています。ここから購入手続きへ進むわけですが、別々のセラーから購入する商品を一度の会計で注文することはできません。カートに複数のセラーの商品が入っている場合には、何度かに分けて注文する必要があります。
カートで購入する商品にチェックを入れたら、BUYボタンから手続きへ進みます。ここで届け先・決済方法を選びましょう。当たり前ですが、Amazonのようにコンビニ受け取りなどのサービスはありません。
決済にはカード(VISA、Master、Maestro、アメックス、JCB、Diners、Discover、MNP、Troy、Mir。JCB等は今まで対応していなかった。)、WebMoney Transfer(日本のコンビニ等で見かけるKDDI系のWebMoneyとは別物)、銀行振込($20以上)、Western Union($20以上)を使うことができます。
最後にPlace Orderで注文を確定します。
注文確定から荷物が届くまで
今回、一度税関トラブルで荷物がストップしてしまったため、セラーとやりとりをして再発送してもらうということがありました。商品の単価が安かったのも有ってか、メッセージを送るとすぐに再発送をしてくれました。荷物のトラッキングはこういった時にも役立ちます。
荷物のトラッキング
商品の配送方法を選ぶ際に、トラッキングが可能なものを選ぶと、配送状況をウェブ上で調べることが出来るようになります。発送後にAliexpressでトラッキングナンバーを確認し、17track等のサービスに入力して荷物を追いかけましょう。
荷物は8月30日に中国の東莞市から発送され、9月12日には筆者の地域の国際郵便を集配する神奈川郵便局に到着。ここから先の自宅への配送まではトラッキングされませんでしたが、実際これからすぐ届いています。
今回は急ぎではなかったので、選べる配送方法の中で一番安かったePacketを利用しました。トラッキング履歴を見ると、深センの税関を通ってから国際郵便の交換局がある川崎東郵便局に到着するまでに一週間ほどかかっているので、航空便ではなく船便だと思われます。
個人輸入全般で感じることですが、輸入元の倉庫から港まで、日本の港から自宅までのそれぞれは意外とスムーズに進みます。やはり両国の税関で多くの時間を消費するので、荷物が日本の港に着いても数日の間届かないもどかしさがあります。
商品が問題なく届いたらAliexpressに報告
前述の通り、Aliexpressの補償制度のために、商品がしっかり到着するまでは支払ったお金は一度Aliexpressが管理します。商品が問題なく届いたことを確認したらそれをきちんとAliexpressに報告しましょう。
Orders画面へ向かいます。(※スマホ版は個人的に購入した別商品なので、モザイクをかけています。)PC版では上バナー右のAccountメニュー→My Ordersで注文した荷物の一覧を見ることができます。スマホでは下タブのAccountからOrders→View Allで同じく注文した荷物の一覧を見ることができます。
最後に、Confirm Order Receivedを選び、内容を確認してConfirmすれば完了です。この後、Aliexpressに商品のレビューを投稿することもできます。私は気に入った商品のレビューが少ない場合は、セラーへのお礼も兼ねて肯定的なレビューを投稿するようにしています。
商品が一向に届く気配がない、不良品、偽物だった場合
このような場合は、到着報告をした後でも「紛争」を開くことでセラーと交渉することができます。先程と同じメニューから、「Open Dispute」で紛争を開き、Aliexpressのオペレーターさんも交えて状況を説明し、多くの場合には返品・返金に応じてくれます。
まとめ
Aliexpressでの商品の購入手順をまとめると、
- Google・Facebook連携かメールアドレスでアカウント作成
- 言語・通貨・届け先国の設定
- 購入したい商品を選んで配送方法・カラーなどを決めてカートへ
- 届け先・支払い方法の設定
- 注文
- 問題なく届いたらAliexpressへ報告
という6ステップになります。特に6番目が一番大事で、セラーとのトラブルの元にも成りかねません。
悪質業者には十分注意して、ショッピングを楽しみましょう。
Source:Aliexpress
aliexpressの買い手保護は当てになりませんよ。
そもそものtracking numberからして出荷遅れの買い手保護回避のために偽の追跡番号登録が横行してるし、それを指摘しても偽の出荷日から2ヵ月経ってからでないと返金交渉さえも出来ない。
注文時の在庫表示が有りで注文確定後在庫無しの連絡が来て「在庫無し」の理由で注文キャンセルしようとしても店が同意しなくて、aliexpressに問い合わせても店を指導せず「注文者都合」でキャンセルするか未着の2ヵ月経過で自動キャンセルになるまで待てとか指示されるぐらいですから。