2022年6月上旬にPixel 7シリーズのプロトタイプがECサイトに出品され話題になりました。このうちPixel 7 ProについてはGoogleによってデータを消去されたものの、そこからログを抽出することに成功したようです。
そのログを調べたところ、Tensor 2の処理性能は初代Tensorからさほど変わらない可能性があると判明しています。
プロトタイプからTensor2のCPU構成がほぼ明らかに
今回のログからTensor 2は"2+2+4"構成のオクタコアCPUを搭載することが判明しています。そのうち4つの省電力コアはARMv8ベースのCortex-A55のようです。
その他のコアについては分かっていませんが、恐らくCortex-A55と同じARMv8ベースになるでしょう。となると、プライムコアはCortex-X1、ミドルコアはCortex-A76かCortex-A78になると予想されます。
初代TensorはCortex-X1×2+Cortex-A76×2+Cortex-A55×4という構成でした。今回のリークが正しければ、Tensor 2の性能は初代Tensorからさほど向上しないことになります。参考までに、TensorのAntutuスコアはSnapdragon 870と同等です。
そこからあまり変わらないとすると、Tensor 2の処理性能はARMv9ベースのSnapdragon 8+ Gen 1やDimensity 9000+といった競合製品に劣るかもしれません。
新しいディスプレイパネルやコードネームも発見
また、Pixel 7 Proのプロトタイプからはサムスン製の新しいディスプレイパネルの型番"S6E3HC4"が発見されています。Pixel 6 Proに搭載されているS6E3HC3の後継と考えられますが、解像度(1,440 x 3,120px)とリフレッシュレート(120Hz)はPixel 6 Proと同じです。
さらに、プロトタイプからはPanther(Pixel 7)とCheetah(Pixel 7 Pro)に加えて、新たに"Felix"というコードネームも見つかっています。未発表のPixel 7 UltraもしくはPixel 7aのコードネームである可能性が高いようです。
AnTuTu80万くらい出ればいいや
とはいえ値段は他のフラッグシップよりちょい安めで頼む