一部のユーザーのPixel 3a / 3a XLに7月のセキュリティアップデート(OTA)が間違えて配信されてしまったことが、ユーザーの報告によって明らかになりました。
配信は今月19日、アメリカ現地時間で朝のタイミングに開始されたということです。
二枚のスクリーンショット画像からは、問題となったアップデートの詳しい情報が確認できます。セキュリティパッチレベルは2019年の7月5日となっており、この先7月に予定されているはずのアップデートだと分かります。また、アップデートの容量は79.8MBとなっています。
一部のユーザーの端末に間違えて配信されてしまったというソフトウェアアップデートは、本来はGoogle社内限定の極秘のものでした。アップデートの詳細画面では、詳しい内容が書かれており、
- Googler(グーグルの社員)の端末のみに配信されるアップデートであること
- セキュリティパッチとバグの修正を含んでいること
- 今回のアップデートについての情報は絶対に外部に話したり流出させてはいけない
ということが含まれていました。われわれ(一部ユーザー)一般人が見てはいけないものが公に配信されてしまったということです。今回のアップデートを間違えて受け取ってしまったユーザーの感想や状況は分かっていません。
実は、今回のようにGoogleが社内限定のソフトウェアアップデートを一般に配信してしまったことは初めてではありません。
2016年にGoogleはNexus 6PのAndroid 7.0社内限定アップデートを一般ユーザー向けに配信してしまったことがありました。これは、社内限定の極秘アップデートだった上に、一般向けのAndroid 7.0配信開始日の前に配信してしまっています。
社内限定の極秘アップデートを受け取ってラッキーと感じるかどうかはユーザー次第ですが、Googleには気をつけてもらいたいものです。
Source:91mobiles
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