著名アナリストのミンチー・クオ氏によると、サムスンは次世代フラッグシップ機Galaxy S25シリーズにおいて、全面的にSnapdragon 8 Gen 4を採用する可能性が高いようです。現行のGalaxy S24シリーズにおいては、約60%がExynos 2400搭載機で、約40%がSnapdragon 8 Gen 3搭載機となっています(なお、前世代のGalaxy S23シリーズにおいては、全面的にSnapdragon 8 Gen 2が採用されました。)
クオ氏は、Exynos 2500の採用が見送られる原因として、(Exynos 2500を製造予定であった)サムスンの3nmプロセスの歩留まりが予想以上に高いことを指摘しています。
Galaxy S25シリーズの値上げは不可避か
現行Galaxy S24シリーズは、Galaxy S23シリーズに対してアメリカ価格/ヨーロッパ価格の値上げが(一部例外を除き)ありませんでした(S24 Ultraで値上げがあった一方で、S24 / S24+のヨーロッパ価格は逆に値下げされました。)
なお、Galaxy S25シリーズに全面採用が見込まれるSnapdraagon 8 Gen 4の費用は、現行の8 Gen 3に対して25~30%の値上げが見込まれているようです。結果、日本円ベースで+1万円という単位でのコスト高要因になりそうです。
Snapdraagon 8 Gen 4を全面採用する場合、Galaxy S25シリーズの値上げは不可避となりそうです。現行のGalaxy S24シリーズは「AIスマホ」対応で他社ハイエンド機に対して先行したことにより、売り上げ好調が伝えられています。が、仮にGalaxy S25シリーズが値上げされた場合は、ハイエンド機市場におけるサムスンの今の勢いに陰りがでてくる可能性もありそうです。
Source: X
>サムスンの3nmプロセスの歩留まりが予想以上に高い
歩留まりが高いなら問題ないのでは?