修理のし易さに定評のあるFairphone最新モデル、Fairphone 4がヨーロッパで正式発表されました。5Gに対応し、取り外し可能なバッテリーや、5年間保証といった高い持続可能性が特徴のモデルとなっています。
基本スペック
- Snapdragon 750G
- 6.3インチFHD+(2,340×1,080p 19.5:9 410ppi)LCDフラットディスプレイ(水滴ノッチ)
- Gorilla Glass 5
- 6/8GB RAM + 128/256GB ROM
- 3,905mAhバッテリー、20W有線充電に対応(30分で50%充電可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:48MPメイン(IMX582 1/2 f/1.6 OIS)+48MP超広角(f/2.2 120°)+ToF、最大4K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:25MP(IMX576 1/2.78 f/2.2)最大1,080p30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー 98dB@10cmd
- NFC
- microSDカード対応(SD3.0 最大2TB)
- IP54
- MIL810G
- Android 11
- 162×75.5×10.5mm、225g
SoCはミドルレンジのSnapdragon 750Gを採用し、バッテリーは比較的物足りなさを感じる3,905mAhとなるなど、数字上はインパクトに欠けるスペックとなっていますが、何といってもその特徴は、修理のし易さ、そしてその持続可能性にあります。
バッテリーは当然のことながら取り外しが可能であり、バックカバーは100%リサイクルされたプラスチック製に。修理のし易さにおいては、IT機器を対象に持続可能性を評価するTCO Certifiedにより、10点中9.3/9.2点(256/128GB ROM)を獲得。
更に、2022年12月31日までに購入及び登録を済ませた場合、その保証期間は5年間となり、最長で2027年まで安心して利用が可能。もちろんスペアパーツもその間は製造され続けるとのこと。
ソフトウェア面では、2025年末までサポートが提供され、更には2027年12月まで維持することを目指している模様。しかし、AndroidのOSアップデートについて公式による言及はなく、海外メディアGSMArenaは2世代のOSアップデート保証としているため、詳しくは不明です。
持続可能性を謳っているだけあり、ケーブルや充電器、イヤホンジャックアダプターは付属していません。もし未所有であれば、それぞれ順に€19.95(約2,600円)、€24.95(約3,200円)、€9.95(約1,300円)で購入が可能となっています。
対応バンド
- 4G : 1/2/3/4/5/7/8/12/18/19/20/28/32/38/40/41/71
- 5G : n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n41/n71/n77/n78
TWSイヤホンも
同時に同社初のTWSイヤホン、True Wireless Stereo Earbudsも発表。
30%リサイクル素材からできており、タッチ操作、Bluetooth 5.3、アクティブノイズキャンセリング(ANC)、サウンドスルーモード、IPX4対応、500/45mAhバッテリー(ケース/イヤホン単体)、10mmドライバーを搭載している点が特徴となっています。
またこちらもケーブル及び充電器は付属せず。価格は€99.95(約1.3万円)となっています。
約7.5万円から
カラーはグレー、グリーン、スぺクルドグリーンの3色展開。6GB+128GBモデルはグレーのみとなっており、ヨーロッパでは10月25日より販売開始。その価格は以下の通りです。
- 6GB+128GB €579(約7.5万円)
- 8GB+256GB €649(約8.4万円)
スペアパーツの価格については、以下の通りとなっています。
- バッテリー €29.95(約3,900円)
- リアカメラ €79.95(約1万円)
- インカメラ €29.95(約3,900円)
- USB Type-Cポート €14.95(約1,900円)
- スピーカー €19.95(約2,600円)
- イヤーピース €14.95(約1,900円)
- ディスプレイ €?(約?円)
- バックカバー €?(約?円)
凄いな
こういうスマホもあるとは知らなかった