日本国内でも販売されている折りたたみスマホ、Galaxy Fold。しかしその値段は約24万円と、そう易々と買えるものではありません。ですがもし、そのGalaxy Foldを約5分の1の値段で買えることができたらどうでしょうか。
Escobar Fold 2
約4.4万円(399アメリカドル)で買えるGalaxy Fold、ズバリその正体はEscobar Fold 2です。
前モデルのEscobar Fold 1ではAppleを敵視していましたが、今回はSamsungがターゲット。
www.RIPSAMSUNG.com(実際にこのページへ行くとEscobar Fold 2の製品ページへ転送されます)というタイトルで、水着美女たちがGalaxy Fold 5Gを1台、Galaxy J2 coreを5台破壊する動画を公開しています。(総額約26万円)
気になるスペックがこちら。
- Snapdragon 855
- 12MPメインカメラ、12MP望遠カメラ、16MP超広角カメラ、10MPセルフィーカメラ
- 8GB/12GB+256GB/512GB
- 4380mAhバッテリー
- 7.3インチ折りたたみダイナミックAMOLEDディスプレイ、6インチ(公式ではそうありますがおそらく4.6インチの間違い)スーパーAMOLEDディスプレイ
どうでしょうか。全くといってGalaxy Foldと同じスペックです。ですが、果たして本当にこのスペックの通りなのでしょうか。
疑問に思ったYoutuberのアレン氏はAntutuをインストールし確認すると、そこには確かにSnapdragon 855(SM8150)の文字が。さらに同氏は、オリジナルと同じようにスムーズだと述べておりSnapdragon 855が搭載されていることは間違いないようです。
また外装はステッカーのようで剝がすことが可能。基本的には、Galaxy Foldの外装や壁紙などをカスタマイズしたもののようです。ちなみに折り目となる中央上部には隙間をカバーするパーツがあり、このことから端末は初期型ではなく後期型であることが分かります。
なぜそんなにも安いのか
それではなぜ約24万円もするGalaxy Foldが約4.4万円で売れるのか。EscobarのCEOによると、彼らは3種類のGalaxy Foldを買ったそうです。
- Samsungが求める品質基準に満たなかったもの
- 返品されたもの
- 過剰在庫
3の過剰在庫ですが、多くの卸売、再販業者が過剰在庫を抱えており彼らはそれをどうにかする必要がありました。それをEscobarが買い上げた、とのこと。
つまりその安さはリファービッシュ品、再整備品であるから、ということです。
購入リスクについて
つい筆者のように少し買う気になってしまった方、お待ちください。実際にYoutuberによる実機レビュー動画があることから、実機が存在することは確かです。その点は問題ありません。しかし、実際に一般の消費者の元へ届くのかが問題です。
アレン氏は彼個人の名義、メールアドレスを使用して注文したのですが、EscobarはそれがMrwhosethebossチャンネル(登録者数約348万人)であると見抜き実機を送りました。他には、登録者数が約80人、54800人の2人の方が実機を受け取っていることが確認できましたがそれだけで判断するのは早計でしょう。
また上記の3名の内、2名はEscobar Fold 1を注文したところアップグレードとしてEscobar Fold 2を受け取っています。アップグレードは嬉しいですが、注文したものと違ったものが届くのはいかがなものでしょうか。
また、telektlistでもEscobar Fold 1のレビューを打診した際、好意的な返信を頂いたもののそれ以降何も進展はありません。
以上のことから、購入はお勧めできません。
(※Escobar Fold 2の付属品はUSB Type-Cケーブルのみのため、充電器等を自分で用意する必要があります。)
Escobarはオリジナルスマホを開発中
Escobarによると、Fold 1、Fold 2はただ単にEscobarの知名度を上げるためのものだそうで、次期モデルとなるオリジナルかつ折りたたみでないスマホを既に開発中とのこと。
その宣伝動画や他メーカーへの態度に多少過激な部分はありますが、消費者にとって良いものを安い値段で買えるということは喜ばしいことではないでしょうか。
Source:Escobar Inc、Mrwhosetheboss
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