Samsungから出たGalaxy Foldや、Huaweiから出たMate Xなど、折りたたみ式のスマホが何かと話題ですね。
Galaxy Fold、Mate X、FlexPaiなど、これらの機種に共通しているのは、フレキシブルに折り畳めるOLEDパネルを用いたディスプレイごと曲がることです。
これらの機種はさておき、去年の今頃に一足早く発売された折りたたみ式スマホをみなさん覚えていますか?
そう、ZTEのAxon Mです。
ここで「Axon Mの前にNECのMEDIAS Wもあっただろwそんなのも知らないのかワロタw」とコメントしようとしているみんな、ちょっとまってくれ。MEDIAS Wは古すぎるからノーカンだ。
それと「URLでネタバレしてるやんけ」と思った君、鋭いね。いい観察眼してるよ。
レガシースマホのことや、どうでもいいことはおいておき、Axon Mの話をしよう。
Axon Mは一昨年の11月に発表され、去年の2月に発売されたZTEの折りたたみ式2画面スマホです。
SoCはSnapdragon 821とミドルレンジレベルですが、RAM/ROMは4GB/64GBと余裕があるスペックでした。注目のディスプレイですが、fullHDのディスプレイを2つ搭載し、広げることで大画面のタブレットとして使うことができます。
カメラはシングルカメラが一つだけという構成であり、決して超ハイスペックではなかったものの、必要最低限のものは積んでいながらスマホとしてもタブレットとしても使えるモデルでした。
ちなみにAxon MはZTEとdocomoの共同開発です。まさか日本企業が関わっていたとは...
Axon Mの評判は?
そんなZTEとdocomoの挑戦作であるAxon Mですが、評判はそこそこだったようです。
ディスプレイサイズは4.6インチであり、折りたたみ時はコンパクトで持ちやすい。広げれば折り目はあるもののタブレットのように使え、もともと折り目のある電子書籍などでは最高に相性良く使えると評判でした。
一方で、当時、2画面はGoogleによるサポートが完璧ではなく、ZTEがソフトウェアを頑張って作成したため、OSの挙動が不安定であったり、デュアルディスプレイなのにバッテリーが2930mAhと少ないこと、カメラ性能がそんなに良くないこと、タブレットモード時に中央の線が気になりすぎることなどの問題点がありました。
それでもはじめての挑戦作としては結構良かったようです。
最近の折りたたみ式スマホとAxon Mの違いは?
最近発表された折りたたみ式スマホは、Axon MやMEDIAS Wと違ってディスプレイ自体を曲げることができます。それにより、Axon Mのような真ん中に黒い線が入ることがなく、1つのディスプレイとしてAndroidが動かせるので本物のタブレットのように使えます。
一方で、ディスプレイごと折りたたむことになるので、ディプレイにしわができてしまう恐れがあります。Axon Mはディプレイが分かれているのでそんな事はありません。
こんな感じで今の折りたたみ式スマホと昔の折りたたみ式スマホ、それぞれ一長一短あります。最近の折りたたみ式スマホはスタイリッシュでかっこいいと思いますが、Axon MやMEDIAS Wのような昔の折りたたみ式スマホもいいんじゃないかなと感じています。
というわけでAxon Mのことを忘れないでやってくださいね。
折り目が物凄く残念…
これなら普通にタブレットとスマホ買います。