MediaTekの次期フラグシップモデル向けSoC、Dimensity 9200がGFXBenchでトップクラスのスコアを記録しました。Snapdragon 8 Gen 2に迫るスコアで、AppleのA16 Bionicも超えています。
Dimensity 9200はAntutuベンチマークでもトータルスコア約127万、GPUスコア約55万を記録していました。
新GPU搭載でグラフィックス性能が大幅アップ
著名リーカーのIce universe氏がDimensity 9200のGFXBenchの結果をツイートしています。GFXBenchはグラフィックス特化のベンチマークソフトです。
Dimensity 9200はマンハッタン 3.0のオフスクリーンテストで328fps、マンハッタン 3.1のオフスクリーンテストで228fpsを記録しています。
ライバルのスコアを見てみると、マンハッタン 3.1のオフスクリーンテストではSnapdragon 8 Gen 2が230fps、iPhone 14 ProのA16 Bionicが190fpsです。
GPUにレイトレーシング対応の最新チップ、Immortalis-G715(Mail-G715)を搭載したことでGPU性能が大幅にアップしています。
ただし、今回のテストはベンチマークのバージョンが最新ではなく、レイトレーシングも利用されていません。必ずしも適切な結果ではないようですが、Dimensity 9200がトップクラスのGPU性能を持つことは間違いないでしょう。
テストに用いられたDimensity 9200のプロトタイプは周波数が3.05GHz+2.85GHz+2.0GHzのようです。あくまでもプロトタイプであり、最終版もこの周波数になるかは分かっていません。
なお、MediaTekは2022年11月8日に新製品の発表会を開催する予定です。
この発表会で、Dimensity 9200が発表される可能性が高いでしょう。
Source: Twitter, Weibo, sparrowsnews, Via: GSMArena
ディメちゃんすげーな