世界シェア7割以上を誇りAndroidでは標準搭載のブラウザ、Google Chromeがページ読み込みを爆速に保つモードを搭載するかもしれないとXDA-Developersが報じています。
Chromeが搭載するかもしれないのは「Never Slow Mode」と呼ばれる機能。Chromeのベースとなっているオープンソースブラウザ Chromiumの共同開発ツール「Gerrit」に新しくコミットされているこの機能は、大きな容量を食うスクリプトを制限し、フォントや画像の読み込みに処理のリソースを割くことでページ読み込み速度を大幅に上げることを目的としています。
Chromium上の「Never Slow Mode」では200ms(0.2秒)以上かかるスクリプトを制限し、他にもページ上の各アセット毎に許容される最大サイズを割り振っています。
- 画像1枚あたり最大サイズ: 1MiB
- 全画像のサイズ: 2MiB
- 1スタイルシートあたり最大サイズ: 100KiB
- 全スタイルシートのサイズ: 200KiB
- スクリプト毎の最大サイズ: 50KiB
- 全スクリプトのサイズ: 500KiB
- 1フォントあたり最大サイズ: 100KiB
- 全フォントのサイズ: 100KiB
- 接続の最大数: 10
- 長時間かかるタスクの制限: 200ms
上記の各種設定は安定版に反映されるときには変更されるかもしれないものの、この新機能がChromiumのデフォルトの設定になることは確実だろうとXDA-Developersは報じています。
Google ChromeはChromiumのソースコードを抽出して開発されているため、ページ読み込みを爆速に保つ「Never Slow Mode」が移植される可能性は多いにあるでしょう。その場合は、3月にリリースされるChromeの次期メジャーアップデートで追加されるはずです。
Source: XDA-Developers, Chromium Gerrit
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