3大キャリアが優先的に取扱いをしていたメーカーが次々とスマホ事業から「脱落」しています。HUAWEIは米国制裁の影響でキャリアモデルとしての取扱いが難しくなり、京セラ・FNCT・LGは事業撤退となりました。
かつては、これら4メーカーの機種は、3大キャリアで積極的に取扱いがされてきました。
Apple含むメーカーの立場が今後強くなる?
結果として、3大キャリアの春と機種ラインナップは「変わり映え」しなくなっています。サムスン・Google・SHARP・Sonyの4メーカーにとって、新機種を2~3キャリアに扱ってもらうのは当たり前となりつつあります。むしろ、キャリアが「独占取扱い」をできないかメーカーにお願いする時代になりつつあります。
Docomo | au | Softbank | |
Galaxy S23 | 〇 | 〇 | |
Galaxy S23 Ultra | 〇 | 〇 | |
AQUOS R8 | 〇 | ||
AQUOS R8 Pro | 〇 | 〇 | |
Xperia 1 V | 〇 | 〇 | 〇 |
Xperia 10 V | 〇 | 〇 | 〇 |
Galaxy A54 | 〇 | 〇 | |
AQUOS wish3 | 〇 | 〇(ワイモバイル) | |
Pixel 7a (Fold) | 〇 | 〇 | 〇 |
4メーカー(HUAWEI・LG・京セラ・FCNT)の脱落は、日本のスマホ業界にどのような変化をもたらすでのしょうか?
メーカー間の競争が減ることによるデメリットもあるが
エントリー機~ミッドレンジ機セグメントにおいては、キャリア経由の販売が減り、SIMフリー機市場の拡大が進むことが期待できます。
一方、好ましくないシナリオとしては、サムスン・Google・SHARP・Sonyが大手通信キャリアの販売力に「安住」するようになり、新製品のコストパフォーマンスが下がっていくことが想定されます。SonyのXperiaシリーズについては、既にその傾向がみられています。
これまで、3大キャリアの力が強すぎることが日本のスマホ市場の発展の阻害要因の一つになっていたことは間違いありません。4メーカーの脱落によりメーカーの力強まることで、日本のスマホ市場が良い方向に進むことをを期待したいところです。特に、サムスンとGoogle、そして、Xiaomiあたりに、今をチャンスととらえて日本での攻勢を強めていってほしいですね。
そもそもキャリアスマホ自体に興味ない
記事にする必要もない