CAT(Caterpillar)スマホやMotorola Defyなどタフネススマホの製造で知られる英国のメーカー、Bullittが閉鎖へ。既に破産申請をしており、数多くの従業員が解雇されている模様です。
財政再建に失敗
英国メーカーBullittは、これまでランドローバーやCATブランドのタフネススマホ、そしてMotorolaのタフネススマホであるMotorola Defyなどの製造を担当してきましたが、近頃財政再建に失敗し、破産及び管財人を申請。これにて、同社の約14年の歴史に幕を下ろすこととなりました。
なお同社の計画としては、前述のハードウェア製造部門を新会社に譲渡し、債権者が同事業を継続とする一方で、同社自身は衛星通信事業に注力する、といったものだったそう。
しかしながらそれが上手くいかなかったのは先述の通り明らかで、ビジネスSNSのLinkedIn上では、同社から解雇され新たな職を求めている元従業員が多々見られるものとなっています。
Motorola Defyなどの先行きは不明
Bullittが製造を担当している、CATスマホやMotorola Defyが今後どうなるのかについては、執筆時点ではそれぞれの公式サイト、SNSアカウントでは明らかにされていません。
また、同社(Bullitt Group)の公式サイトに関しては、そのホームページ以外はサーバーダウンしていて閲覧できない状態となっています。
なお同社製造の最新モデル、Cat S75及びMotorola Defy 2、そして通信専用端末であるMotorola Defy Satellite Linkでは、衛星通信プランが提供されていますが、こちらについても現状不明です。
ただ、公式サイトがほぼダウンしており、公式SNSアカウントも今年に入ってから更新されておらず、既に数多くの従業員が解雇されている現状を鑑みると、先行きが明るいものでないことは確かと言えるでしょう。
今回の報は、タフネススマホユーザーにとっては残念なものとなりますが、同スマホを製造しているメーカーは、サムスンを始め、UlefoneやBlackview、Oukitelなどの中華メーカーも健在です。
更に国内に目を向ければ、京セラは個人向け携帯事業からは撤退したものの、KDDIを通せば、個人でも同社最新タフネススマホ、TORQUE G06を入手することが可能となっています。
タフネススマホは法人向けに一定の需要があるため、今回のように閉鎖となるメーカーもあれど、少なくとも今後しばらくは市場が無くなることはないでしょう。
え、KYOCERAは個人向けやめてないよね?
TORQUEとかは続けるって