3月19日、ゲーミング・スマートフォンBlack Shark 2が中国市場で正式に発売されました。
Black Shark 2は海外でも発売
訂正: 日本発売は言及されておらず、正しくは「スウェーデンと韓国で発売する」でした。誤報で混乱させてしまったことをお詫び申し上げます。
今回のニュースでもっとも意外だったのは、Black Shark 2の日本での発売に言及されたことでしょう。
Black SharkのCEOであるPeter Wu氏はメディアのインタビューに対して「今年は新製品を海外に販売する。Black Sharkを今年4月に日本と韓国で販売する」と明らかにしました。
Black SharkはXiaomi TechnologyとMinjiang Economic Development Zone Governmentの共同出資により設立されたゲーミング・デバイス企業です。
これまで何度も日本参入の噂が流れては消えたXiaomiですが、子会社であるBlack Sharkを通じてとはいえ、はじめての正式な日本市場参入となりそうです。
Black Shark 2の特徴
Black Shark 2とは、どのようなスマートフォンなのでしょうか。
Black Shark 2の最大の特徴といえそうなのが入力遅延時間43.5msといわれるタッチスクリーンです。
Androidスマートフォンとしては、はじめてサンプリングレート240Hzのタッチパネルを採用。独自の最適化を施し、低レイテンシを実現しています。FPSなどのアクションゲームで致命的な、入力の遅延が低減されます。
Black Shark 2のタッチパネルには、Magic Pressと呼ばれる圧力を敏感に感知する技術が採用されています。これによりパネルを強く押し込むことで、画面の左右にボタンをマッピングすることが可能とのことです。パネルを押し込む圧力は、個人の好みで設定可能となっています。
ディスプレイは2340 x 1080の解像度、アスペクト比19.5:9のサムスン製6.39インチAMOLEDディスプレイ。
Trueview Displayによって、専用画像処理チップが最良なカラー出力になるよう自動的に調整を行い、正しい色を画面上に再現します。
ゲームに関する機能としては、ほかにも新たなゲーミング体験を実現する“Ludicrous Mode”と呼ばれる機能があるそうです。Ludicrousは「ばかげた」という意味で、どのような機能なのかは不明ですがとにかくすごい自信を感じさせます。
ゲームの大敵といえば熱です。Black Shark 2はLiquid Cooling 3.0と呼ばれる液体冷却パイプと液体冷却プレートを組み合わせた冷却設計により、放熱性が20倍効率的になっているとのことです。
Black Shark 2のスペック
Black Shark 2は、クアルコムのSnapdragon 855プロセッサを搭載しており、6GB RAM + 128GB、8GB RAM + 128GB、8GB RAM + 256GB、および12GB RAM + 256GBの4種類があります。
背面カメラは4,800万画素/F1.75+1,200万画素/F2.2のデュアルカメラとなっており、前面カメラは2,000万画素/F2.0です。
本体サイズは75.01×163.61×8.77~9.57mm(幅×奥行き×高さ)、重量は205g。
カラーはShadow Black、Frozen Silver、Mirage Blueの3つバリエーションがあるとのことですが、現在ストアで確認できるのはブラックとシルバーのみです。
対応バンドは4Gが1/3/4/5/7/8/20/34/38/39/40/41、3Gが1/2/5/8/34/39、2Gが2/3/5/8/C0となっていますが、グローバル版や日本参入の際には変更となる可能性もあります。
Black Shark 2の価格
中国での価格はそれぞれ、6GB RAM + 128GBモデルが3,199人民元(約53,000円)、8GB RAM + 128GBモデルが3,499人民元(約58,000円)、8GB RAM + 256GBモデルが3,799人民元(約63,000円)、12GB RAM + 256GBモデルが4,199人民元(約7万円)となっています。
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凄く嬉しいですね。