中国のスマートフォンメーカーZTEが、2019年の5月に発売したHuawei P30 Proにそっくりなスマートフォン、Axon 10 Proの新バージョンへのアップデートを開始しました。
Axon 10 Proのメインカメラは48MPの通常レンズ、20MPの広角レンズと8MPの望遠レンズで構成されています。従来は5倍の光学ズーム、10倍のデジタルズームに対応していました。
ZTEのカスタマーサポート担当者によると、今回のアップデートによってAxon 10 Proのメインカメラが新たに20倍ズームをサポートするそうです。
サンプル写真の評価はイマイチ
アップデートに合わせて、20MPレンズ使用・通常撮影モード・20倍ズームで撮影された写真がZTE公式から公開されています。以下3枚は上から順に等倍で撮影されたもの、10倍ズームで撮影されたもの、20倍ズームで撮影されたものとなります。
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ズームなしで撮影された写真
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10倍ズームを使用して撮影した写真
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20倍ズームを使用して撮影した写真
この写真を見てもらうと分かる通り、20倍ズームによって10倍ズームよりも当然、遠くまで見えるようになっています。しかしズームによって元々画質の粗い10倍ズームで撮影されたものよりも更に画質は落ち、ノイズが目立っています。
Axon 10 Proの20倍ズームは写真を取るためのものではなく、遠くの物体を確認する際に活用できる撮影モードなのでしょう。
まとめ
ZTEはどのようにしてAxon 10 Proを20倍ズームに対応させたのか明らかにしていませんが、おそらく10倍のデジタルズームで撮影された画像を単純にトリミングしているものと思われます。
Axon 10 Proのカメラは暗所性能は弱いものの、そこそこ良い評価を受けています。光学式手ぶれ補正に対応しているのも長所です。Snapdragon 855を搭載し、5万円程で購入できるので、コスパの良いモデルではないでしょうか。
Source: Gizmochina
5万円程で購入できるのって中国英語版だけじゃないですか?
EU版は最低でも6万円、その他費用込みだと7万円くらいに。
5万円程で買える国際版があれば知りたいです。