9/16のApple Eventで正式に発表され、9/18発売の新型Apple Watchである「Apple Watch Series 6」。
常時オンディスプレイなどが採用されたSeries 5に新たに近距離無線用のUWBチップやA13ベースのS6チップの搭載、新たにブルーカラーが登場など様々な進化点がありますが、Appleの公式サイトを見てもわかるように一番の目玉機能は新たに血中酸素濃度センサー(SpO2センサー)が搭載されたことです。
この血中酸素濃度センサー、なんかもてはやされていますがそもそもこの機能、一体何ができるのでしょうか?
今回はApple Watch Series 6の血中酸素濃度センサーで何ができるのか、この機能があると何が嬉しいのか、簡単に解説します!
血中酸素濃度センサーで酸素がどれぐらいあるのかがわかる
血中酸素濃度センサーは名前のとおり、体内の血液中の酸素(正確には酸素と結合したヘモグロビンの割合)がどれぐらいあるのかを測ることができます。
Apple Watch Series 6は緑色、赤色、赤外線LEDの4つのクラスタと、Apple Watchの背面クリスタル上の4つのフォトダイオードを使用して皮膚に向けてそれらを照射。酸素と結合した血液のほうが鮮やかな赤であるという性質を利用して、動脈の血液にあたって反射した光の波長を読み取ることで酸素と結合したヘモグロビンの割合が計測できるという仕組みです。
一般的な血中酸素濃度センサーはパルスオキシメーターといって指を挟んで計測するものです。Apple Watch Series 6はこれを腕時計でやっているのです。
血中酸素濃度センサーで得られたデータの見かた
血中酸素濃度センサーで得られたデータは酸素飽和度(SpO2)といって、動脈血の酸素と結合したヘモグロビンの割合をパーセンテージで出したものです。
一般的には96-99%が正常な値であり、90%以下となると呼吸不全と診断され、体内の酸素がうまく行き渡っていない状態であり、ただちに適切な処置が必要であると言われています。
(日本呼吸器学会のホームページより)
例えば運動中に呼吸困難になった場合や登山中で酸素が薄くなって意識が飛んでしまったとき、軽く溺れたときや睡眠時の無呼吸症候群の疑いがあるときなどに血中酸素濃度を計測することで救急車を呼ぶかどうかの判断基準になる、といった使い方ができます。
Apple Watch Series 6は血中酸素濃度のデータをどう活かす?
Apple Watch Series 6の血中酸素濃度の様子
Apple Watch Series 6は自分で1%刻みの血中酸素濃度を計測可能ですが、真価は自動で定期的に計測し、ヘルスケアに役立つデータを集めてくれることです。
これはいまのところ「この機能は、医療での使用や医師との相談または診断を目的としたものではなく、一般的なウェルネスとフィットネスのためだけに使え
AppleのNewsroomによりますと、北米の研究者と共同で長期的に得られる情報で喘息の状況理解・管理や心臓の健康、さらにはインフルエンザや世間を賑わすCOVID-19などの初期兆候としてどのように役立つかの研究が行われるとのことです。
Source : Apple
数千円の格安androidスマートウォッチでもそれ出来るんだよなぁw
って馬鹿に出来ないんだよな。
huaweiやsamsungもそうだけど、医療機関と連携して開発したりしてたらとんでもないコストかかるから、本体価格も高くなりやすい。
だからこそ、格安は怪しすぎるんだよね…