みなさんはApple Parkを知っていますか?Apple Parkはカリフォルニア州クパチーノにある宇宙船のような円形のオフィスを中心に、様々な建物が集まった本社一体を指します。2017年に建設されました。
そんなApple Parkですが、米国カリフォルニア州 サンタクララ群の評価者によると、約40億ドル(4300億円)を超える価値があるようです。
同評価者によると、Apple Parkの建物自体は約36億ドルですが、コンピューターや家具、設備を考慮すると評価額は41億7000万ドルに急増します。建物の評価額とは別ですが、Apple Park内の多くの家具や設備は移動不能の備え付けのものであり、実質的には建物の価値に含まれます。
固定資産税を回避するためにAppleが意図的に区別している可能性が高いそうです。そのため、サンタクララ群の固定資産税評価額評価者であるDavid Ginsborg氏は「Apple Parkの評価は困難だ」と述べています。
とはいえ、世界で最も高価な建物の1つであることは紛うことなき事実です。9.11同時多発テロで破壊されたワールド・トレード・センター跡地に建設されたビル群「ワン・ワールド・トレード・センター」の総工費は38億ドルなので、それに匹敵する価格です。ちなみに、あべのハルカスの建設費は730億円。
なお、Appleは毎年1%の固定資産税を支払う義務があり、毎年4000万ドルの固定資産税を支払うと予想されています。その内の25%は地元の小学校の資金、15%は消防署へ、そして5%がクパチーノ市の自由予算に振り分けられています。
また、Apple parkの建設合意がクパチーノ州とされた際、Appleは住宅基金に約585万ドル、都内のインフラ整備や交通整備に合わせて約7500万ドルを州に支払っています。そのため、Appleはサンタクララ群へ固定資産税について不服申し立てを定期的に行っているようです。
流石に凄いわ