Appleは9/16深夜の発表会「Apple Events」において、同社の提供するサブスクリプションサービスをバンドルした「Apple One」を正式発表しました。
Apple Oneのサービスは?
Apple Oneで提供されるサービスは
- Apple Music (月額980円、税込み)
- Apple TV+ (月額600円、税込み)
- Apple Arcade (月額600円、税込み)
- iCloud 50GB (月額130円、税込み)
の4種類です。4つのサービス単純合算ですと月額2,310円(税込み)なので、Apple One加入により半額以下となります。
Apple Oneは個人向けとファミリー向けの2種類が提供される予定となっています。
個人向けは50GBのiCloudで1,100円/月、ファミリー向けは200GBのiCloudで5人まで利用可能であり、1,850円/月となります。それぞれ1,210円/月、1,230円/月お得になる計算です。ちなみにアメリカでは前者が14.95ドル/月、後者が19.95ドル/月ですので日本版のほうが僅かにお買い得です。やったね!
どのサブスクリプションも利用したことない人であれば初月は無料であり、毎月課金される仕組みとなります。また、正式ローンチはこの秋よりとだけ発表されており、正確なサービス開始日は不明です。
Spotifyは反競争的と批判
Appleのサービスをお得に利用できる点でユーザーにとってはいいことであるApple Oneですが、音楽ストリーミングでApple Musicの競合であるSpotifyは「Apple Oneは支配的地位の乱用に当たり、反競争的だ」と批判しています。
AppleによるApp Storeの独占的な利用は何度も問題となっています。現在もEpic Gamesがアプリ内課金で30%の手数料を回避しようとしたことに始まる泥沼の裁判となっており、当事者のEpic GamesやSpotify、FacebookなどがAppleを批判しています。
Apple Oneの発表に対して、それぞれの直接的な競合であるSpotify、Netflix、Amazon、Facebook等がどのような対抗策を取るのかも注目です。
NEW -- @Spotify is again calling out @Apple in a new statement provided by a company spokesperson to me/@cheddar:
"Apple is using its dominant position and unfair practices to disadvantage competitors and deprive consumers by favoring its own services." pic.twitter.com/zbQMTRkTAT
— j.d. durkin (@jiveDurkey) September 15, 2020
日本のau スマートパスみたいなの参考にした可能性ある?