Appleが独自設計しているAppleシリコンの次世代チップ、M2の量産が2021年後半にもスタートすると台湾メディアDigiTimesが報じています。現行のMac mini、MacBook Air、MacBook Proに搭載されているM1は5nmプロセスですが、M2は4nmプロセスで設計されているようです。
TSMCが4nmプロセスで21年第4四半期に量産開始か
DigiTimesによると、TSMCは2021年第4四半期(21年10月~12月)には4nmプロセス、N4によるチップの量産を開始するとのこと。当初は2022年からの予定だったようですが、計画を前倒しするようです。
そして、N4で製造されるこのチップがAppleシリコンのM2とみられています。2022年の初めには、M2を搭載した次期MacBook ProやiMac、Mac Proなどが登場する可能性も高いようです。
さらに、TSMCは3nmプロセスのチップ製造も2022年に開始するとみられています。まだ4nmプロセスのチップすら出ていない現状では気が早いかもしれませんが、将来的には3nmプロセスのチップを搭載するMacも登場するでしょう。
5nmプロセスのA15チップも5月に生産開始へ
また、TSMCはiPhone 13シリーズ向けであるA15チップの量産を5月にもスタートするようです。A15チップは5nmプロセスのN5Pで製造されます。iPhone 12シリーズのA14も5nmプロセスのN5で製造されていましたが、N5Pではより性能がアップするようです。
今年の6月にはAppleがWWDC21を開催することも決まっています。昨年のWWDCではM1が披露されましたが、今年はM2についての発表はあるのでしょうか。注目ですね。
ムーアの法則って3nm未満のプロセスになると採算性が悪くなって終わるんかな?1nm以下とか想像もつかない