MacOSが使いやすくなるかもしれません。
Appleが、2021年にARMプロセッサ搭載のMacを発表するという噂が流れています。情報源は、Appleのアナリストとして有名なミン・チー・クオ(Ming Chi Kuo)氏。
同氏による投資家宛てのメモ内では、「Appleは今後12カ月~18カ月の間に、5nmプロセスで製造された独自設計のARMプロセッサを、Mac向けに採用する」と述べられているようです。
AppleのARMプロセッサはIntel製プロセッサと互角以上の実力?
元Appleフランス法人の社長であるJean-Louis Gassée氏は、Appleが搭載予定のARMプロセッサが、Intel製プロセッサと同等のパフォーマンスを発揮できるかどうかということに対して、懐疑的な見方を示していました。しかし同氏は現在、「その認識は間違っている」とコメントしています。
Gassée氏は、認識を改めた理由として、強力なARMベースプロセッサを開発するスタートアップ企業「Ampere Computing」が、Appleのパートナーとなっていることを挙げています。
Ampere社製ARMプロセッサの消費電力は、約210ワット。これは、同等のコンピューティング能力で400ワットが必要とされる、競合のXeon CPUよりも小さい数字です。
また、Ampere社は、Mac Proが必要とするクラスのARMプロセッサを開発できます。
噂によると、ARMベースプロセッサのパフォーマンスは、Intelプロセッサ搭載の最新Macbookに匹敵するほど急上昇しているそうです。
AppleがARMプロセッサを搭載するとどうなるの?
Intel製プロセッサからARMプロセッサに移行することによって、Macデバイスはどのような変化を遂げるのでしょうか。簡単にメリット・デメリットを紹介します。
【メリット】
- Intelの発売周期や生産能力不足に振り回されなくて済む。
- iPhoneやiPadとの連携がしやすくなる。
【デメリット】
- 開発費が上昇する。(Macの値上げにつながるかも...)
- Intel製プロセッサで動作していたアプリの修正が必要。
MacとiPhoneの連携がさらに便利になるのはうれしいですね。実際に、昨年リリースされたMac OS Catalinaには「Mac Catalyst」という機能があります。これによって、iPad用アプリをMacへ「驚くほど簡単に」移植できるようになりました。
今回の噂からは、「iPhone、iPad、Macデバイス間の隔たりを無くしたい」というAppleの考えがうかがえます。ARMベースプロセッサの導入によって、MacデバイスとiPhone・iPadとの連携がさらにスムーズになることが期待できます。
とはいえ、世間一般では「値段が高すぎ」と言われがちなMacデバイス。これ以上の値上がりは勘弁してほしいですよね。
Source:MacRumors
ミンチークオは当てにならん。
お宝さんとかcoinXじゃないとなぁ。