テーマは、人々、コントロール、 プライバシー、とのこと。
Android 11ベータ版がPixelシリーズにやってきました。利用できるのはPixel 2以降の各モデルとOnePlus 8シリーズ。その他の機種で利用できるのはもう少し先になりそうです。Android 11はパンデミックを受けてか、人との繋がりを重視した仕上がりになっています。
Pixelシリーズをお持ちで勇気のあるユーザは、こちらからベータ版の実験プログラムに参加できます。
また、アプリが必要以上の権限を持ちすぎないように管理する役割も果たします。早速搭載される機能を見ていきましょう。
バ、バブル通知…?
Android 11のテーマの一つである「人々」。新たに追加された機能の一つである「バブル通知」は、人とのやりとりを各アプリ上ではなくOSが直接管理します。イメージとしてはMessengerやTwitterのDM、LINEなどをまとめて一つのトークにしてくれる、ということでしょうか。
画像ではMessengerを通じてメッセージがあることを泡のようにポップしてくる通知、バブル通知が知らせています。これはホーム画面に浮かび上がってくるものですが、アプリの配置や壁紙によって視認性が大きく左右されるでしょう。
また、通知カードのなかに「Conversations(会話)カード」が追加されました。こちらでも各アプリから受け取ったメッセージをまとめて管理しており、一覧から内容をチェックできます。
プライバシーとメディアコントロール
アプリに付与できる権限もより細かく設定できるようになりました。特に重要視されているのは位置情報で、「使用中のみ」や「その都度確認」が選択できます。マイクやカメラも同様に権限の設定を行うことができます。
メディアコントロールでは、再生中に出力する危機を選ぶことができます。スマートスピーカーなども同様ですね。UIも見やすくなっており、複数のBluetooth機器を使用しているユーザーでも快適に使用できそうです。
その他、追加された機能は、
- スマートホームコントロール
- ホーム画面に推奨アプリを表示
- スクリーンレコーダー
- ダークモードのスケジューリング
- ワイヤレスデバッグ
などです。Pixelシリーズの方針ともリンクしますが、より人に寄り添った優しいOSを目指しているという印象です。機械らしさを排し、操作していて気持ちの良いUIを実現しています。
OppoやXiaomi、OnePlusのフラッグシップ機でも
Oppo、Xiaomi、OnePlusは自社のフラッグシップ機でも早晩Android 11ベータ版をダウンロード可能にする予定であることを明らかにしました。
OnePlusは既にダウンロード可能のようです。ただ、Pixel向けのベータ版よりもより「粗い」状態のはずですので、開発者でなければ暫く様子見されたほうがよいでしょう。
一方で、Android 11どころかAndroid 10が利用できない機種もまだ多くあるため、Google及び各メーカーはAndroid 10へのアップデートの推進にも力を入れて欲しいですね。
Source: developer, xda-developer
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