サムスンのインユップ・カン博士は、先日発表したExynos 2100の次の世代のSoCにはAMD製GPUを搭載すると明らかにしました。
最新のリークによると、Exynos 2100の次の世代のSoCの登場時期は意外と早く、今年の半ばにも発表される可能性があるようです。
AMD製GPU搭載SoCは二種類になるか
下記のExynos 2100の発表動画(Youtube版。今月半ば)の12分40秒目あたりでAMD製GPU搭載についての言及がされていました。
著名リーカー@Ice Universeは、サムスン×AMDのGPUは、今年の第2四半期若しくは第3四半期にリリースされ、Exynos2000番台(ハイエンド)とExynos1000番台(ミッドレンジ)に搭載されかもとリークしています。
We will see Samsung release Samsung × AMD GPUs in the second or third quarter of 2021, which will be used in the next Exynos 2xxx and next Exynos 1xxx processors, Samsung may change the release time of the new processors.
— Ice universe (@UniverseIce) January 24, 2021
グラフィック性能で差別化できるか
サムスンはこれまで、ExynosにはARM社のMaliというGPUを採用してきました。最新のExynos 2100にはMali-G78MP14を搭載しています。次世代のハイエンド機向けExynosからは、ARM社のMaliではなく、DNA(Radeon DNA)グラフィックス(IP)の特許を活用した自社開発のGPUを搭載することになります。
AMDとの提携により開発したGPUの性能が、現在使用しているARM社製のMaliの性能よりも上回れば、サムスンは他のSoCメーカー(Qualcomm/Mediatek/Apple)よりも優位に立つことができるでしょう。
なお、AMDの競争相手であるGPU最大手メーカーのNVIDIAはARM社をSoftbankグループより昨年9月に買収しています。結果、ARM社製GPUのMaliも、NVIDIA傘下で性能を向上させていくかもしれません。
次世代のハイエンド機向けSoc(2021年末~2022年初めに発表見込み。)では、どのメーカーがGPU性能面で優位に立つでしょうか。サムスン製Exynosが頭一つ抜け出ることができるか、注目しましょう。
持病の発熱が悪化しなけりゃいいが